繊研賞授賞式
2025-03-17 10:25:45

2025年「繊研合繊賞」・「繊研天然繊維特別賞」授賞式を振り返る

東京で開催された「繊研合繊賞」・「繊研天然繊維特別賞」授賞式



2025年3月6日、東京・日本橋にあるロイヤルパークホテルにて、繊維・ファッションビジネス業界の権威ある賞である「第55回繊研合繊賞」と「第11回繊研天然繊維特別賞」の授賞式が行われました。約120名の業界関係者が集い、この素晴らしいイベントに華を添えました。

繊研新聞社の役割とは?


繊研新聞社は東京都中央区に本社を置き、繊維・ファッションビジネスに特化した情報を発信しています。1970年に設立した「繊研合繊賞」は、日本の化合繊業界を支援することを目的としています。また、2014年には天然繊維分野の発展に寄与するため、「繊研天然繊維特別賞」が新たに創設されました。

受賞内容の詳細


授賞式では、各受賞作品が持つ革新性や実績、話題性が評価されました。以下、受賞者とその業績の一部を紹介します。

繊研合繊賞 グランプリ

100%バイオマスナイロン「エコディアN510」(東レ、吉田)
この素材は、100%植物由来のナイロンで、サステイナブルな商品の開発をリードするものです。吉田との協業により、技術確立から市場開拓までを成功に導き、特に「ポーター」ブランドのリニューアルと合わせてのヒットが評価されました。

マテリアル部門

「シルック美來(ミライ)」(東レ)
シルキーポリエステル素材の集大成で、上品な光沢と摩擦特性を兼ね備えた特徴を持ちます。多様な展開への期待も寄せられています。

テクニカル部門

「CfCヤーン」(東洋紡せんい)
複合技術を駆使し、炭素繊維と合成繊維を組み合わせた新しいタイプの素材。これにより、従来できなかった形状を作り出せる可能性が広がっています。

ニューフロンティア部門の一例


「テナックスTPCL」(帝人)
この材料は、熱可塑性樹脂を用いた積層板で、成形時間の短縮とコスト削減を実現しています。用途が広がることが期待されており、業界内での注目度が高いです。

特別賞受賞者紹介


エランゲ、パタゴニア日本支社、豊田通商による廃棄漁網リサイクルの取り組みが特別賞を受賞。国内の資源循環に貢献するプロジェクトとして注目です。

選考基準と未来への希望


選考基準は、斬新さ、話題性、実績の3つです。2024年度は新たに選考会が行われ、さらなる革新が期待されます。特に、気候変動対策を考慮した素材が多く登場しており、今後の市場展開にも大いに期待が寄せられています。

結びに


「繊研合繊賞」と「繊研天然繊維特別賞」は、日本の繊維産業の未来を切り開く重要な役割を果たしています。2023年は急速な変化に対応した製品が求められていますが、これらの表彰が業界の新しい潮流を生む一因となることを願っています。

組織について


繊研新聞社は1948年に設立され、現在まで特化した情報を提供することで業界の発展に寄与してきました。その努力は、多くの優れた素材や技術の選出にもつながっています。公式ウェブサイトはこちら


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