マッシュスタイルラボが南三陸で植林プロジェクトの環境意識を高める新たな一歩

南三陸での植林プロジェクトの概要

東京都を拠点に展開する株式会社マッシュスタイルラボは、ファッションブランド「gelato pique」や「SNIDEL」を運営しており、近年ではサステナビリティへの取り組みが注目されています。その一環として、彼らは2025年10月から宮城県南三陸町のFSC®認証を受けた森林で植林プロジェクトを開始しました。この取り組みは「MASH GO GREEN PROJECT」と呼ばれ、温暖化対策と生物多様性の保全を重視したものです。

植林を通じた地域貢献

この植林プロジェクトでは、地元企業である株式会社佐久と連携し、同社が管理するFSC®認証の森林にスギの苗木を3,300本植えました。佐久はこの地域で持続可能な林業を推進しており、荒廃した生態系を回復するために努力してきました。このプロジェクトが生物多様性の保全につながり、地域の自然環境を守ることを目指しています。

生態系健全化の重要性

南三陸町は森林、海、里が調和した独特の生態系を持っています。マッシュスタイルラボは、この地域特有の「森・海・里の連環保全」に着目し、森林の健全化が周辺の海や里にも良い影響を与えると考えています。このプロジェクトを通じ、地域の生態系の健全化に貢献し、人々の豊かな生活をサポートします。

環境意識の拡大への取り組み

マッシュスタイルラボは、すでに2022年からパートナー企業と共に「サステナブルアライアンス」を設立し、CO₂排出量を削減するための工夫を続けてきました。事業運営で必要不可欠な副資材の見直しを行い、環境負荷を減らす努力をしています。今回のプロジェクトは、この取り組みを一層深め、将来的にはネイチャーポジティブな環境づくりを目指しています。

今後の方針と影響

植林された3,300本のスギの苗木は、推定で約1,093トンのCO₂を削減する見込みです。これはマッシュスタイルラボが今後の製造過程で排出するCO₂の量にも相当します。また、彼らは12月26日よりショッピングバッグの有料化を実施し、得られた収益の一部を「MASH GO GREEN PROJECT」の支援に充てることを決定しました。このように、顧客や取引先も巻き込んで持続可能な取り組みを進めています。