4Kスイッチャー「Q8」
2025-08-28 16:36:46

ヒビノが国内初導入の高性能4Kスイッチャー「Q8」で映像演出の未来を切り拓く

ヒビノが『Q8』を国内初導入



ヒビノ株式会社が、国内初となるPIXELHUEの高性能4Kプレゼンテーションスイッチャー「Q8」を導入したことを発表しました。このスイッチャーは、リアルタイムで複数の4K映像信号を低遅延で処理する能力を持ち、特に大型コンサートやイベントにおける映像演出で新たな可能性を開くものとなっています。

背景と目的



近年、大規模なコンサートやイベントで求められる映像演出は多様化しています。特にLEDディスプレイの大型化が進む中、ヒビノのビジュアル部門はこの需要に応えるため、映像システムの最新版を導入することを決定しました。「Q8」はそのフラッグシップモデルとして位置付けられ、業界のニーズに対する対応力を一層強化します。

「Q8」の性能と信頼性



この新たなスイッチャーは、最大で48系統の4K同時入力と16系統の4K同時出力を実現しています。1フレームあたりの遅延時間も最小限に抑えられており、イベントの現場でも困難な条件下での運用が可能です。また、32枚の4Kミキシングレイヤーをサポートしており、映像演出の自由度が大幅に向上します。

導入に際しては、ヒビノでは既に同社のスタンダードモデル「P20」を試験的に使用し、その性能評価と現場運用でのフィードバックを得ていました。その結果を踏まえ、今回の「Q8」の導入が確定しました。また、PIXELHUEは中国の著名なLEDプロセッサーメーカーであるNovaStar Tech Co., Ltd.のグループ企業であり、安定した開発体制がある点も採用の大きな理由となりました。

エンターテインメントへの貢献



ヒビノのビジュアル部門は、ドームやアリーナなどの大規模なイベントだけでなく、展示会や企業イベントにおいても映像システムの提供を行っています。今回の「Q8」導入により、演出の選択肢が広がり、顧客に対してより高品質なサービスを提供できるようになります。

「この導入により、映像演出のさらなる可能性を追求し、新たな体験をお届けしたい」と取締役常務執行役員の芋川淳一氏は語っています。さらに、ヒビノでは、海外のメーカーと強固なパートナーシップを結びつつ、現場での運用から得たノウハウをフィードバックすることで、製品の品質向上に寄与しています。

ワークショップでの実演



また、8月4日・5日に開催されたワークショップでは、「Q8」の機能をオンラインと実地で参加者にデモンストレーションしました。Hibino Immersive Entertainment Labには大画面のLEDシステムが設置され、その特性を最大限に活かした演出が行われました。この実習を通して参加者たちは「Q8」の機能を実際に体験でき、新たな映像技術に触れる機会が提供されました。

未来の展望



ヒビノは、PIXELHUE製品のさらなる認知度向上を狙って東京にショールームを開設する予定です。これにより、他の魅力的な映像技術と共に、来るべきイベントシーンをより一層彩ることが期待されています。ヒビノの挑戦は、今後のエンターテインメント業界においても注目を集めることでしょう。

『Q8』は、今後も様々な映像演出の場面で利用されることが見込まれ、映像技術が進化する中でどのようにその活用がされていくのか、ますます目が離せません。


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