新春の風物詩「鏡開き式・武道始め」
毎年恒例の新春イベント、「昭和100年記念令和8年鏡開き式・武道始め」が2026年1月12日(月・祝)に、東京都千代田区の日本武道館で開催されます。このイベントは、鎧武者たちが集う壮大な儀式や、日本の伝統武道のパフォーマンスで彩られ、訪れる人々に新年の祝福を提供します。
鎧着初め—新年の始まりを告げる儀式
「鎧着初め」とは、平安時代から続く伝統行事で、新調した鎧を着る儀式や、若者が元服する際に行われる重要なイベントです。当日は、60名以上の甲冑武者が登場し、日本武道館の会場内を練り歩きます。彼らの鎧装束は、映画や大河ドラマでおなじみのものであり、その重さはなんと20kgほど。目の前で繰り広げられる光景は、まるで歴史を感じさせる「動く絵巻物」のようです。
鏡開き式—伝統文化を感じる瞬間
新年の象徴である「鏡餅」を砕いて食す「鏡開き」は、正月の風物詩の一つです。刀で切る代わりに木槌で開くという表現には、文化の奥深さが感じられます。当日は、重量約70kgの巨大な二段重ねの鏡餅を甲冑姿の将軍が豪快に開く様子を見逃せません。この瞬間には、伝統的な日本文化が息づいていることを実感できるでしょう。
武道始め—新年の稽古を始める
新しい年のスタートを切る「武道始め」では、現代武道の代表選手たちによる模範演武が行われます。柔道、剣道、弓道、空手道、合気道など、9種類の武道の繊細かつ力強いパフォーマンスが一堂に会し、総勢約700名による演武が繰り広げられます。この貴重な機会に、日本の武道が持つ文化的価値とその美しさを堪能することができます。
都民の皆様に向けた機会
東京都の補助を受け、日本武道館では都民還元事業を実施しています。その一環として、県内にお住まいの方や通学・通勤の方は、「昭和100年記念令和8年鏡開き式・武道始め」に先着でご招待されます。記念品の配布もあるため、興味のある方は応募フォームから手続きを行い、大切な文化イベントを肌で感じるチャンスを掴んでください。
開催概要
- - 日時: 2026年1月12日(月・祝)正午開会(予定)
- - 場所: 日本武道館(東京都千代田区北の丸公園2-3)
- - 主催: 公益財団法人日本武道館
- - 協賛: 日本武道協議会
- - 協力: 公益社団法人日本甲冑武具研究保存会、高津装飾美術株式会社
昭和から続くこの伝統文化は、私たちの心に新年の希望をもたらし、武道の魅力を再認識させてくれる貴重な体験です。多くの皆様のご来場をお待ちしております。