HIGHLIGHT、約1年ぶりの日本公演で見せた新たな魅力と絆

韓国の4人組ボーイズグループ・HIGHLIGHTが約1年ぶりに日本の地でファンの前に戻ってきました。「HIGHLIGHT LIVE 2025 [RIDE OR DIE] in JAPAN」と題された公演は、8月30日（土）、31日（日）の2日間、東京・立川ステージガーデンで開催されました。この公演は全7都市を巡るアジアツアーの一環であり、メンバーは7月に韓国・ソウルでの公演を皮切りに、台湾やマカオ、マニラを経てやってきた東京で、圧巻のパフォーマンスを披露しました。ここでは8月30日の模様を詳しくレポートします。

開演時刻が近づくと、会場の照明が落ち、歓声が上がる中、けたたましいバイクのエンジン音が響き渡ります。オープニングのVCRが始まり、ステージ上のLEDパネルに「ARE YOU READY？」と表示されると、赤いスポットライトが180度回転し、会場のボルテージが高まっていきます。続いて、ステージの中央から登場した4人が放つ「Chains」のイントロに、会場のファンは大歓声を上げます。この楽曲にはツアータイトルの“ride or die”というフレーズが含まれており、そのテーマを体現したパフォーマンスでスタート。

その後も立て続けに披露されたのは「Switch On」。この曲は、その緊張感あるイントロから一転して、ダイナミックなバンドアレンジが展開され、ソン・ドンウンの「東京！声聞かせて！」という一声で会場は熱気に包まれます。4人は、2014年にBEAST名義でリリースした「Stay」のイントロで再びファンの心を掴み、10年経っても色褪せない彼らの歌唱力やパフォーマンスが魅力を増していることを実感させます。

続く「Shadow」では、ユン・ドゥジュンの力強いラップで会場は再び沸き立ち、続く「Sad Movie」では、情感のこもったダンスと共に歌声が会場を包み込み、HIGHLIGHTならではのメランコリックな雰囲気を演出。全5曲をノンストップで披露した後、メンバーはファンへ感謝の気持ちを伝え、「みなさん、叫んでー！」とユン・ドゥジュンが煽ると、ファンの熱い応援が返ります。

「今回のコンサートタイトル『ride or die』には、何があってもHIGHLIGHTとLIGHT（ファンの呼称）は共にいるという意味が込められています」と語るイ・ギグァンの言葉に、ファンは一層大盛り上がり。「Ride or！」とメンバーが呼びかけると、ファンが「die！」と応じ続き、会場は一体感にあふれます。続いて披露されたのは「We Up」。スタッズが付いた黒いレザージャケットを纏い、ダンスで会場のボルテージをさらに上げていきました。

公演は続き、心踊るメロディーが場内を包みます。MCを挟んで、「HANDS UP」を披露し、ファンとのコミュニケーションを楽しむ様子が印象的でした。続く「CELEBRATE」では、流れるレーザー光線の中でファンとのシンガロングが盛り上がり、会場が一体となった瞬間に、彼らのパワーを感じます。

さらに、「Dream Girl」や「Endless Ending」を経て、美しい声で魅了したメンバーは、ロマンティックな空間を演出し、星空の下での歌唱はまさに幻想的でした。「On Rainy Days」では灯りを落とし、厳粛な雰囲気を漂わせたパフォーマンスが続きます。

今回の公演では、4人がファンとの距離感を縮める温かいやり取りが多く見受けられました。曲の合間に挿入されたMCでは、メンバーそれぞれがファンとの未来のプランを語り、楽しそうに話す姿があり、会場のファンも大いに反応して盛り上がりました。

最後の公演のフィナーレでは、「Body」がスタート。「もっと大きく！」とユン・ドゥジュンが声をかけると、激しい盛り上がりの中で、全力のパフォーマンスが続いたまま、銀のテープが舞う瞬間、かつてない興奮を体現した瞬間が巻き起こりました。アンコールでは、「Don't Leave」や「In my head」など色々な楽曲を披露し、最後に「Encore」と「Freeze」で会場は二度目のピークを迎え、ファンと共に一夜を締めくくります。

HIGHLIGHTの今回の公演は、彼らの過去と今が見事に交差し、未来への明るい希望を感じさせる内容でした。デビューから16年目の彼らは、ますます成長していく姿を披露していくことでしょう。この夜のパフォーマンスは、ファンにとっても、メンバー自身にとっても、特別な思い出として胸に刻まれたことでしょう。これからもHIGHLIGHTの活躍から目が離せません！