JMACが認定したカミナシの新世代デジタルツール！現場のDXが加速する理由とは

JMACが認定したカミナシの新ツール

株式会社日本能率協会コンサルティング（以下、JMAC）は、株式会社カミナシが提供する『カミナシレポート』と『カミナシ設備保全』を「IoT7つ道具®」として新たに認定しました。これは、製造現場におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速するための重要な一歩と言えるでしょう。

IoT7つ道具とは？

「IoT7つ道具」とは、製造現場で必要とされる情報を7つの視点から整理したコンセプトです。JMACは、現場改善活動の活性化を目指しており、以下の視点からデジタルツールの導入を進めています。

1. 位置（Location）：人や物、機器の位置把握
2. 作業（Operation）：作業や動作の認識
3. 場面・状態（Situation）：不良や故障時の状況把握
4. 数量（Count）：出来高や不良の数量把握
5. 危険（Hazard）：危険の認識
6. 稼働（Availability）：設備の稼動把握
7. 品質（Quality）：品質と機器状態の測定

これら7つの視点を基に、IoT技術を活用して現場の情報を可視化し、その解析によって効果的な改善を図ることが期待されています。

カミナシの特徴

『カミナシ』は、現場のデジタル化を実現するプラットフォームです。特に注目される主力製品には、以下の2つがあります。

- カミナシレポート：現場帳票をノーコードでデジタル化できるクラウドサービスです。チェック表や帳票などの作業を効率化し、現場管理を支援します。
- カミナシ設備保全：設備ごとの故障履歴や保全計画を一元管理し、データに基づく保全活動を可能にします。このサービスは2025年2月に提供開始予定であり、効率的な設備管理を目指しています。

これらのツールは、作業方法や人、設備といった現場の重要な要素をつなぎ、全体の運用効率を高めることを目的としています。

「IoT7つ道具®」認定制度の意義

JMACの「IoT7つ道具®」認定制度は、製品やサービスの優れた特徴を評価し、産業界におけるデジタル化の推進を図る重要な役割を果たしています。この制度は、2019年に立ち上げられ、現場のニーズに応えるデジタルツールを認定することで、企業全体の運営効率を向上させ、さらなる競争力を生み出すことを目指しています。

例えば、『カミナシレポート』と『カミナシ設備保全』は、これらの認定を通じて、その信頼性と効果が証明されたサービスとして位置づけられています。

今後の展望

カミナシの技術とJMACの強力な支援があれば、製造現場はより一層のDXを進めることが可能となります。これにより、長期的には日本の産業競争力の向上にも寄与することが期待されます。この新しい認定ツールの活用によって、各企業はより効率的で安全な生産体制を構築していくことでしょう。

まとめ

このように、カミナシが開発したデジタルツールは、製造現場に必要不可欠な存在として位置づけられています。IoT7つ道具®に認定されたことで、その価値がさらに認識され、今後の企業活動において重要な役割を果たすことが期待されています。現場のデジタル化を進めることで、効率化を実現し、競争力を向上させる時代が到来しています。