『霊憲候簿』特別公開
2025-10-23 15:44:44

江戸時代の天文観測記録『霊憲候簿』を特別公開!東京文化財ウィーク2025の注目イベント

特別公開された『霊憲候簿』で江戸時代を感じる



江戸時代の重要な文化遺産である『霊憲候簿』が、期間限定で一般公開されることが決まりました。この特別展示は、国立公文書館で開催される東京文化財ウィーク2025の一環として行われます。ターゲットは歴史愛好家や天文学に興味がある方々で、過去の天文観測の貴重な記録を実際に見ることができる貴重な機会です。

『霊憲候簿』の概要


『霊憲候簿』は、江戸時代の天文方である渋川景佑によって、幕府の指示のもとに作成された天文観測記録です。この資料は、天保9年(1838年)から安政元年(1854年)にかけて、17年間にわたり記録された観測データが含まれています。その中には、天保10年の金環日食や、江戸で観測された大雪の気象データなどもあり、当時の気象や天文の知識を知る上で貴重な資料となっています。

このたび、全202冊の中から特に「附言巻1」の「星測」部分が展示されることになりました。この機会に、実物を目にしてその価値を感じてください。

開催概要


今回の特別展示は、令和7年10月25日から11月7日までの間、国立公文書館の東京本館1階展示ホールで開催されます。開館時間は午前9時15分から午後5時までで、期間中は無休で実施されます。

開催情報


  • - 開催期間: 令和7年10月25日(土)〜11月7日(金)
  • - 開催時間: 午前9時15分〜午後5時00分
  • - 開催場所: 国立公文書館東京本館1階展示ホール 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3-2
  • - アクセス: 東京メトロ東西線竹橋駅下車1b出口から徒歩約5分

企画展の魅力


この特別展示は、江戸時代における海外知識をテーマにした企画展『世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―』の一環として行われています。『霊憲候簿』のほかにも、間宮林蔵のカラフト調査を記した『北夷分界余話』や、約150年間の業務記録を残した『御書物方日記』など、国の重要文化財に指定された資料も同時に展示されます。これらを通じて江戸時代の知識や文化の豊かさを感じることができるでしょう。

この素晴らしい機会を逃さず、ぜひご来館ください。江戸の知恵と文化を直接体感できる、貴重なひとときを楽しんでください。詳細は、国立公文書館の公式HPや、東京都の文化財ウィーク情報をぜひご確認ください。


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