インド株に熱視線
2025-12-11 13:56:31

インド株式市場が注目される理由とは?投資家の視点を探るセミナーの模様

インド株式市場が注目される理由とは?



2025年11月20日、イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(東京都千代田区)は、報道関係者向けに「なぜ今世界の投資家は“インド”に熱視線を送るのか」をテーマにしたラウンドテーブルを開催しました。このイベントでは、インド株式市場が2024年9月26日以来の史上最高値を記録する見込みを受け、世界の市場でどのような動きがあるのかを深く掘り下げました。

インド市場の魅力



Discussionの中心にはイーストスプリング・インベストメンツ・グループの最高投資責任者(CIO)ヴィス・ナイヤールと、同社取締役の面谷祥友が登壇しました。ナイヤール氏は、アジアの金融環境が魅力的である理由について解説しました。米国の実質GDP成長率が鈍化し、インフレが高止まりする一方、アジアでは金融緩和が継続的に行われ、政府の財政刺激も強化されている状況です。

また、アジア各国は対象国やセクターごとに多様化した投資機会が存在するため、投資環境としての柔軟性が高いと強調しました。つまり、アクティブな運用が求められる時代において、さまざまな市場動向を注視する重要性が増しています。

インドの経済成長と人口ボーナス



続いて、面谷氏はインドにフォーカスしたファンドの立ち上げを通じて得た知見を共有しました。インド市場の強みに触れ、特にその非常に高いGDP成長率と続く人口ボーナス期が2053年まで続くことを注目ポイントとして挙げました。この時期には、生産年齢人口が全体の約3分の2を占めるため、国内消費が強いという視点も忘れてはいけません。

メディアとの意見交換



今回のラウンドテーブルでは、多くのメディアからの質問が寄せられ、インド投資の意義や注目ポイントについて意見交換が行われました。ナイヤール氏と面谷氏はそれぞれの立場からアジア投資の観点を説明し、日本の投資家にとってのインド市場の魅力を詳しく語りました。

ナイヤール氏の来日中には、東京・名古屋・大阪の3都市で「Think Asia. Think Active. ~2026年 アジア・インドの展望~」として、対面型イベントも実施しおり、370人以上の参加者に向けて2026年のアジア市場についての講演も行いました。

イーストスプリング・インベストメンツについて



イーストスプリング・インベストメンツは約42兆円の運用資産を有する資産運用会社で、シンガポール、中国、インド、インドネシアなど、多様な市場で展開しています。国際連合から支持を受ける責任投資原則(PRI)の署名機関であり、投資決定プロセスにESGの要素を取り入れることにも注力しています。

このように、今後もインド株式市場だけでなく、アジア全体の投資展望に関心が寄せられる中、イーストスプリング・インベストメンツの活動は、今後の可能性を大きく広げるものと言えるでしょう。


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