LITH EXが登場!
2026-06-18 13:54:18

国内初のリチウムイオン電池火災対策「LITH EX」の登場

国内初のリチウムイオン電池火災対策「LITH EX」の登場



近年、スマートフォンや電動自転車などで使用されるリチウムイオン電池(LiB)の火災が増加しています。特に、総務省消防庁の報告によれば、令和7年には1,297件ものLiB火災が発生しており、これが住宅火災に繋がる事例も見受けられます。そんな中、株式会社ニチボウは2026年6月に国内初となる、リチウムイオン電池火災専用の消火器「LITH EX(リテックス)」の販売を開始することを発表しました。

開発・発売の背景


リチウムイオン電池は、私たちの生活に欠かすことのできないデバイスに広く使われており、その火災リスクは非常に高いです。通常の火災とは異なり、LiB火災は「熱暴走」という現象を引き起こすことがあります。これにより、有毒ガスや可燃性ガスが発生し、連鎖的な爆発・発火を引き起こすため、従来の消火器では対応が難しいケースが多いのが現状です。

これを受けて、ニチボウは安全に対応できる専用の対策機器の必要性が高まっていると認識し、新たに「LITH EX」を開発しました。

「LITH EX(リテックス)」の特長


「LITH EX」は、英国製のAVD(自動消火装置)消火剤を利用した国内初の専門的な消火器です。この製品には、以下の三つの独特な特長があります。

1. 急速冷却
リチウムイオン電池が熱暴走に至る温度上昇を抑制するため、ミスト状に放射される消火剤が瞬時に燃焼物を冷却します。水分の蒸発が持つ気化熱が重要な役割を果たしています。

2. 不燃性防壁の形成
消火剤が蒸発した後、天然鉱物バーミキュライトがセラミック状の防壁を形成し、熱と酸素を遮断することでリチウムイオン電池の再燃および可燃性ガスの発生を防ぎます。

3. 環境に優しい成分
LITH EXは天然鉱物と水を主成分とした消火剤で、環境に負担をかけず、PFASを含まないため安全です。

想定される主な用途


「LITH EX」は、スマートフォンやモバイルバッテリーだけでなく、ノートPC、コードレス掃除機、電動工具、電動自転車、電動キックボード、ドローンなど様々なデバイスに対応しています。これにより、多様な場面での火災事故を未然に防ぐことが期待されます。

今後の展望


ニチボウは、様々なバッテリーサイズやタイプに対応した放射器の展開を考えており、安全な生活環境作りを進めていく所存です。また、AVDファイアブランケットとの併用で、より高い火災抑制対策が可能になるとのことです。

会社概要


株式会社ニチボウは、東京都に本社を構え、防災設備の開発や設計、施工およびメンテナンスを手掛けています。防災に関する専門知識をもとに、地域社会の安全に寄与することを目指しています。
ニチボウ公式ウェブサイト

お問い合わせ先


株式会社ニチボウ 特殊装置部
TEL:03-3444-6429

「LITH EX」により、今後のリチウムイオン電池火災に対する対策がより強化されることが期待されます。家庭や職場での安全を確保するため、ぜひ注目しておきたい製品です。


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