女子小中学生の未来を切り拓く「キラリ☆サイエンスFes!」
2023年3月8日、東京都は国際女性デーに合わせて、女子小中学生がSTEM(科学、技術、工学、数学)分野の魅力を体験し、未来の選択肢を広げるためのイベント「キラリ☆サイエンスFes!」を初めて開催しました。会場となったTokyo Innovation Baseには、356名の女子小中学生とその保護者が集まり、多彩な体験やパフォーマンスを楽しみました。
イベントの背景
OECDの調査によると、日本のSTEM分野における女性卒業者の比率は17.5%で、これは38カ国中最下位という厳しい現実があります。イベントの冒頭、松本副知事は「女子学生の理数系の成績は世界トップクラス」と述べ、彼女たちの可能性に期待を寄せました。小池都知事の言葉も引用し、「女性の力を無駄にはしたくない。ここで変化を起こしたい」と、人材育成への熱意を表明しました。
サイエンスショーで身近なふしぎを体感
初の試みとして、メインステージでは多様なサイエンスショーやライブパフォーマンスが行われました。サイエンスエンターテイナー五十嵐美樹さんが登壇、人気芸人ガンバレルーヤも応援に駆けつけ、参加者の喜ぶ姿が印象的でした。「身近なふしぎ大発見!びっくりサイエンスショー」では、子供たちと共にバター作りを体験。会場には大きな笑い声が広がり、科学が身近で楽しいものだと実感できる瞬間が生まれました。
多様な体験ブースで科学を学ぶ
会場には、美容やファッションに関連する多彩なブースが設立されました。特に人気を集めたのは、自分で美容液を作る体験(アンファー社)や、蒸気の温かさを体感するラボ(花王社)。子供たちからは「簡単に作れる!」や「温かく感じた!」という驚きの声が上がり、実際の科学が生活にどう関連しているかを理解する手助けとなりました。
また、上智大学の学生たちと一緒に、モーションキャプチャー技術を体験するコーナーも展開。デジタル技術が身近なゲームや映画にどう結びついているかを学び、子供たちの目は輝いていました。最先端技術に触れることが、彼女たちの好奇心を刺激し、多くの笑顔が見られました。
参加者の声と未来へのメッセージ
参加した女子小中学生からは、「科学って楽しそうだと思えた!」や「興味のない分野にも挑戦しようと思った!」といった感想が寄せられました。最後には、子供たちに向けて、ガンバレルーヤのよしこさんが「好きなことを持つことが大事」とメッセージを送り、サイエンスの楽しさを広める意義を強調しました。
このように「キラリ☆サイエンスFes!」は、参加者全員に貴重な体験を提供しただけでなく、未来の理系女子たちへの道筋を示すきっかけとなりました。これからも、このようなイベントが続き、若い世代が自信を持ってSTEM分野に挑むことを応援することが求められます。