MIZENが新たに牛首紬とコラボした白山店を開店

新たな風を吹き込む牛首紬とMIZENのコラボレーション

2025年1月24日、MIZENが牛首紬を融合した新店舗「牛首紬 x MIZEN 白山店＜加賀乃織座＞」を石川県白山市にオープンします。この新店舗は、著名な織元が集まる「白山工房」内に位置し、地域の伝統技術を活かした新たなファッションの提案が期待されています。

MIZENプロジェクト：ファッションの新たな形

MIZENプロジェクトは、2016年に寺西俊輔氏と西山博之氏との出会いから始まりました。寺西氏はエルメスのデザイナーとして、日本のテキスタイルに限界を感じていましたが、牛首紬の展示に出会い、その美しさに魅了されます。この出会いが、日本の伝統技術とデザインが融合する新たなスタイルの誕生につながりました。

MIZENはファッションブランドという枠を超え、職人と技術が主役となる新しいモデルを目指しています。「手仕事」の重要性を再認識し、デザイナー、技術者、消費者が対等な関係でつながることを提案しています。

牛首紬 x MIZEN白山店の魅力

新たに開店される「牛首紬 x MIZEN 白山店」では、牛首紬の圧倒的な反物数を取り揃えています。顧客は、好みの反物を選び、MIZENの洗練されたデザインを組み合わせたオーダーメイドの洋服や着物を仕立てることができます。また、オリジナル商品や小物の購入も可能です。これにより、伝統の新たな魅力を引き立てる、自分だけの一着を楽しむことができるのです。

伝統技術の体験

さらに注目すべきは、来店者が牛首紬の伝統技術に触れることができる体験プログラムです。実際に織機を使い、職人の手による「糸挽き」と「機織り」を見学しながら、自らも織物づくりに挑戦することができます。800年以上の歴史を持つ牛首紬の魅力を、直に感じられる貴重な機会です。

カスタマイズオーダーとリメイクサービス

特に、顧客が持ち込んだ牛首紬の着物や反物を使ったリメイクサービスも提供。お持ちの素材から洗練された「シャーリングコート」へと生まれ変わります。これは、牛首紬の持つ美しさと技術を最大限に活かす新しい方法です。

白山の伝統工芸とMIZENの接点

牛首紬は、特有の「玉繭」と呼ばれる希少な素材から作られ、日本の大雪地帯で長く愛されてきた伝統工芸品です。その際立った特徴と美しさは、今もなお職人たちの手によって受け継がれています。日本の自然と文化が織りなすこの魅力を、MIZENは新たな形で広めていくのです。

白山の土地で、牛首紬の持つ魅力と技術に触れながら、心豊かなライフスタイルを提案するMIZENの白山店。そのオープンに期待が高まります。これは、日本の伝統と現代のデザインが融合した、新しいラグジュアリー体験の始まりです。