カリモクとNUNOが贈る「糸づくり 布づくり」企画展
2025年の9月から10月にかけて、Karimoku Commons Tokyoで、新たな企画展「karimokuとnuno ― 糸づくり 布づくり」が開催される。この企画展は、テキスタイルデザイナーである須藤玲子との共同プロジェクトによって生まれたもので、日本の布の魅力を深く探求する場となっている。展示会では、尾州と上州の2つの地域での布づくりのプロセスが紹介され、サステナブルなモノづくりの実際に触れることができる。
プロジェクトの背景
「karimokuとnuno」は、カリモク家具とNUNOが2022年に始めたプロジェクトで、日本のインテリアテキスタイルの可能性を広げることを目的としている。各地の染織産地が持つ独自の文化と技術を活用し、新たな価値を創造することに力を注いでいる。本展では、これまでの成果を集大成し、特にサステナブルな布づくりの背景を詳しく紹介。参加者は、展覧会を通して、日本のテキスタイルの魅力を新たに発見できるだろう。
展示内容
展示される布は、尾州地域での協働開発の成果である「えんぴつ」、「マーカー」、そして「モザイク」の3種だ。それぞれの布は、尾州特有の技術とサステナブルな生産方法によるもので、環境問題への配慮が反映されている。特に「えんぴつ」は、日本の職人が持つ手仕事の精神を受け継ぎつつ、現代的なデザインが融合した一品。
また、会場では上州産のプロトタイプ布も初公開される予定で、刺繍技術を活用した新たな作品が楽しめる。「ギザギザ」や「つぶつぶ」といった布は、長年倉庫に眠っていたデッドストックに新たな命を吹き込んだもので、アップサイクルの理念を体現している。展示に加え、製造風景を映し出す映像作品も鑑賞でき、布づくりのストーリーを目にすることができる。
体験・参加イベント
本展では、トークイベントも予定されており、布づくりやサステナブルなデザインについての話題が展開される。これにより、ただ見るだけでなく、実際に布の質感を体感できる展示が展開される予定だ。
開催概要
- - 会期:2025年9月6日(土)〜10月11日(土)
- - 休館日:毎週日曜日
- - 時間:12:00 - 18:00
- - 会場:Karimoku Commons Tokyo 1Fギャラリースペース(東京都港区西麻布2-22-5)
- - 入場料:無料
この企画展は、現代の布づくりに対する新たなアプローチを提示するもので、ぜひ多くの方に参加していただきたい。伝統的な技術と現代的なデザインが融合した新しい布の世界を楽しんでほしい。
詳細はKarimoku Commons Tokyoのウェブサイトで随時更新されるため、興味のある方はそちらもチェックしてほしい。