暗闇を楽しむ新技術
2025-05-23 13:38:31

金刀比羅宮での新たな試み!暗闇を楽しむナイトコンシェルジュの魅力

金刀比羅宮での新たな試み!暗闇を楽しむナイトコンシェルジュの魅力



香川県仲多度郡に位置する金刀比羅宮。日本全国に600以上の金刀比羅神社が存在しますが、琴平町のこの神社が全国初の試みを始めます。それは、暗闇対策と空間演出を融合させた「ナイトコンシェルジュ 3D クリスタル」の導入です。2025年4月からスタートするこのプロジェクトは、蓄光技術を駆使し、暗がりを美しく照らす新しい試みとなります。

暗闇の中の安全を確保する技術


この「ナイトコンシェルジュ 3D クリスタル」という高輝度蓄光ユニットは、照明を使用せずに独自の光の道を作り出します。日中はクリーム色を点灯し、夜になると幻想的な青色に輝き、車のライトが当たると白く反射する仕組みになっています。この技術は、特許出願中であり、特に神社仏閣における暗闇との共存に一石を投じることが期待されています。

金刀比羅宮の多くの参道には約1368段の階段があり、その中には裏参道も整備されています。この裏参道は、急勾配が続き、崖の近くに位置するため、夜間は特に暗くなりがちで、参拝者にとって危険が伴います。そこに新たに100ユニットの「ナイトコンシェルジュ」が設置され、夜間の視認性を大幅に向上させます。

蓄光技術の可能性とデザイン性


この技術の特徴は、ただ安全性を確保するだけでなく、美しいデザインと機能性を兼ね備えている点です。「ナイトコンシェルジュ 3Dクリスタル」は、見た目が水晶のような立体形状であり、暗闇の中で際立つ存在感を持っています。また、耐久性にも優れ、車が通過しても壊れないよう設計されています。

この取り組みは、金刀比羅宮にとっての「3つの初」に象徴されます。四国初、全国の神社としての初の導入、さらに蓄光と反射のハイブリッド技術が盛り込まれた初の製品です。これらの革新的な要素が、日本全国の神社にも共通する課題解決に貢献できるでしょう。

安全性から新たな空間演出へ


金刀比羅宮の関係者は、この新技術によって参拝者の安心を確保しつつ、暗闇をより魅力的に演出したいと考えています。暗闇を排除するのではなく、演出するという思想は、今後のインバウンド観光や地域資源の再発見にも大きな意義を持っています。

さらに、全ての設備は電気工事を必要とせず、持続可能性にも富んでいるため、環境負荷を抑える現代のニーズにも応えています。この「ナイトコンシェルジュ」シリーズは、寺社仏閣に留まらず、観光地や地域のイベントでも展開が期待されています。

まとめ


金刀比羅宮が挑戦する「ナイトコンシェルジュ」は、ただの安全対策を超えた新たな空間演出の形を持っています。日本各地の神社仏閣においても、暗闇との共存を考える上でのひとつのモデルケースとして注目されることでしょう。この試みが全国各地に広がり、暗闇を楽しむ新しい文化が生まれることを期待しています。金刀比羅宮の挑戦に、ぜひ注目してみてください。


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