エクスロードとAbatableの業務提携について
2023年10月、株式会社エクスロード(以下エクスロード)は、欧州で高く評価されるカーボンクレジット・データプロバイダーAbatable(アベータブル)との業務提携を発表しました。この提携は、カーボンクレジット市場の透明性を高め、日本市場における脱炭素化への貢献を目指しています。
エクスロードの背景
エクスロード本社は東京都港区にあり、代表取締役を務める木村圭佑氏のもと、カーボンクレジット・排出量取引制度に関する情報サービスを提供しています。エクスロードは、企業が持続可能なビジネスを構築するための支援を行い、特にカーボンニュートラルに向けた取り組みを重視しています。
Abatableについて
一方、Abatableは本社を英国ロンドンに構え、CEOはValerio Magliulo氏です。彼らは、世界中のカーボンクレジットに関する価格ベンチマークおよび市場分析において高い実績を有しています。Abatableは、4,000社以上のプロジェクト開発者やクレジット保有者との直接的な調達・販売ネットワークを持ち、3億トン以上のカーボンクレジット取引実績を誇ります。このような信頼性の高いデータを提供できることが、クライアントにとって大きな価値となります。
提携の内容
今回の提携により、エクスロードはAbatableが提供するグローバルな価格データと調達ネットワークを日本の企業に活用できる環境を整えていきます。具体的には、以下のようなサービスが予定されています。
1.
カーボンクレジット価格データの提供: 世界中の10,000以上のプロジェクトから収集したデータをエクスロードのサービス内で利用できるようになります。
2.
各プロジェクトタイプに基づく価格インデックス: DACCSやBECCS、バイオ炭に基づく価格情報の提供が行われ、企業は市場の動向を把握しやすくなります。
3.
市場動向の知見の共有: 両社は定期的にカーボンクレジット市場に関する情報を共有し、市場変化や調達機会に関する知見を高めることで、付加価値を提供していく予定です。
4.
海外クレジットの調達支援: Abatableの広範囲なネットワークを活用し、日本企業が海外クラウドクレジットを効果的に調達できるようサポートします。
関係者のコメント
提携の発表に際して、Abatableの共同創業者であるMaria Eugenia Filmanovic氏は「今回のパートナーシップにより、私たちは日本の市場における存在感を高め、現地のニーズをより深く理解することができるでしょう。この提携は、私たちが追求するカーボンクレジット市場の透明性と効率性の向上に寄与します。」と述べています。
また、エクスロードの木村代表は「Abatableとの提携によって、質の高いカーボンクレジットのデータと調達ネットワークを日本市場に提供できるようになることを誇りに思います。日本の企業がカーボンクレジットを利用するための支援を強化し、持続可能な成長に貢献していきます。」と意気込みを語りました。
無料トライアルの実施
この提携を機に、カーボンクレジットの価格データや関連コンテンツを無料で試用できるトライアルを行っています。興味のある方は、エクスロードの公式サイトから容易に申し込みが可能です。より詳細な情報は、
公式サイトでご確認ください。
今後、エクスロードは国内外の優れたパートナーとの協力を通じて、カーボンクレジット市場における情報サービスをさらに充実させていくことを目指しています。