テラドローンが生み出す革新的な水底測量
テラドローン株式会社は、新たに導入した自動航行ボート「T-Boat 500」とマルチビームソナー「SeaBat T20」により、水底の3次元測量が劇的に進化しました。これにより、環境調査やインフラ管理におけるデータ取得の精度と信頼性が大幅に向上しました。9月から本格運用が開始され、さまざまな現場でのデータ取得が期待されています。
背景
近年、日本の国土交通省はi-ConstructionやBIM/CIMの普及を推進しており、これに伴い河川、海岸、ダムなどのインフラ管理において、高精度な3次元測量データの必要性が高まっています。テラドローンはUAV(無人航空機)を活用した測量サービスを提供してきましたが、濁水域や深い水域では従来の手法では精度の高いデータ取得が難しいという課題がありました。この課題に対処すべく、マルチビームソナーを導入しました。
導入された技術の特徴
マルチビームソナーは、水中での測量に特化した装置であり、音波を使用して地形を測定します。従来のレーザ技術では届かない場所でも、音波を用いることで広範囲にわたる計測が可能です。自動航行ボートに搭載されたこのソナーによって、精密な水底地形データを一度に取得できるシステムが実現しました。
1. 高精度なデータ取得
このマルチビームソナーにより、濁りの強い水域や深い場所でも詳細な3次元点群データが取得できるようになりました。これにより、水深、濁度、構造物の有無といった現場条件に合わせて最適な測定手法を選択できるため、より信頼性の高いデータ収集が可能となります。
2. 安全かつ安定した運用
自動航行ボートを使用することで、人の入れない場所でのデータ取得が可能になります。リモコン操作により、通常の船舶がアクセスできない水域でも、安全にかつ精確にデータを取得することができます。
3. 陸上から水部までのワンストップ解決
テラドローンは、陸部でのUAV赤外線レーザ、浅瀬でのUAVグリーンレーザ、そして水底のマルチビームソナーの3つの技術を組み合わせることで、全ての測量ニーズに応えるワンストップサービスを提供します。このシステムによって、陸上から水部までの全域で一貫したデータ取得が実現し、業界の標準を上回る精度が期待されます。
今後の展望
テラドローンは、今後も測量技術の向上と新たな解析技術の開発を進め、業界の発展に貢献し続けます。また、幅広い分野へのソリューション提供を強化し、さまざまな産業の発展をサポートすることを目指しています。
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テラドローンは、ドローンを活用し、上空から新たな視点での地形把握やデータ取得を行うことで、社会課題解決に寄与していきます。今後の展開に注目です。