豪華客船『飛鳥Ⅲ』で実現する快適な航海と先進的なガラス保護技術

豪華客船『飛鳥Ⅲ』における先進的なガラス保護技術

最近、株式会社ニューポートは、郵船クルーズが運航する豪華客船『飛鳥Ⅲ』に、最先端のガラス保護コーティング『EnduroShield』が採用されたと発表しました。この技術は、船旅の安全性と快適性を大きく向上させることが期待されています。

飛鳥クルーズの魅力

『飛鳥Ⅱ』と『飛鳥Ⅲ』は、日本を代表する豪華客船として知られており、乗客には最高の快適な旅と安全な環境が提供されています。しかし、大海原を航行する中で、ガラス面は塩害や紫外線、汚れなどの影響を受けやすく、定期的な清掃とメンテナンスが大きな負担となっていました。そこで、その課題を解決するために、先進的なガラス保護コーティングである『EnduroShield』が選ばれるようになったのです。

EnduroShieldの特徴

『EnduroShield』は、世界50か国以上で利用されている撥水コーティング剤で、その最大の特長は、施工が簡単でありながら高い耐久性を持つことです。これにより、ガラス表面に強固な結合を形成し、長期間にわたりその機能を維持します。さらに、ドイツの第三者認証機関であるテュフ・ラインランド社による厳しい試験に合格しており、一般的なガラスの約10年の耐薬品性や耐UV性に適した基準をクリアしています。

この製品は、アメリカの「ワンワールドトレードセンター」や英国の警察のパトカーなど、世界的に著名な施設にも採用されています。ガラスだけでなく、ステンレスやセラミックへの施行も可能で、特にキッチン周りでの清掃効率向上にも寄与しています。

撥水効果のメカニズム

一般的な撥水コーティングは、ガラスの微細な凹凸を埋め込むように被膜を形成しますが、これは摩耗に弱いため定期的な再施工が必要です。それに対し、EnduroShieldは、ガラス面と縮合反応を起こし、強固な結合を形成します。この強い結合が、長期的な効果を実現し、一度の施工で長期間の性能を保証します。

実地テストの成果

高い防汚性と撥水性を示すEnduroShieldは、オーストラリアの鉄鉱石採掘場に設置された太陽光パネルで実地テストを行い、施工後わずか1か月で未施工パネルに比べて20倍も発電量が増加したという結果が出ました。また、パネル洗浄後の発電量も未施工パネルに対してプラス2％の向上を見せています。このデータは、防汚性の類いまれな高さを証明しており、光の透過度の向上も実証されています。