生理やPMSについて新たな理解を深めるWeb展示『違いを知ることからはじめよう展』が公開されました

株式会社ツムラが運営する「#OneMoreChoiceプロジェクト」の一環として、2025年12月18日（木）にWeb展示『違いを知ることからはじめよう展』が公開されました。このWeb展示は、生理やPMSに伴う個々の症状やその影響を可視化することで、より多くの人々が自分自身の心身と向き合うきっかけを提供することを目指しています。

Web展示の背景と目的

本展示は、東京・丸の内で2025年7月に開催された企画展を機に、その内容をWeb上で体験可能にするものです。企画展には約5,000人が来場し、参加者からは「自分の症状と向き合うきっかけになった」、「人によってつらさが異なることを認識できた」といった声が寄せられました。このような反響を受け、より広範な層の人々が生理やPMSに関する理解を深められるようにWebでの展示が行われることになりました。

Web展示の内容

Web展示では、主に四つのチャプターから構成されています。第一のチャプター「イントロダクション」では、#OneMoreChoiceプロジェクトの背景や、生理・PMSに関する基礎知識を紹介します。続く「気づく」では、周囲に隠れた人々の本音やつらさを音声やマンガを交えて可視化し、参加者が自分の状態に気づく手助けをします。第三のチャプター「想像する」では、個々の生理やPMSがもたらす日常の影響を描いたCGイラストを用いて、参加者が想像力を働かせるための工夫が施されています。そして最後の「向き合う」では、個々に適した選択肢を考えるためのヒントが提供されています。

参加の促進

さらに、井桁弘恵やマリウス葉、バービー、前田旺志郎といったゲストが参加したコンテンツも用意され、多様な視点から生理やPMSについての意見や体験が提供されます。また、Web展示の活用方法を広めるトークセッション動画も配信予定で、これらの取り組みを通じて間口を広げる努力が進められています。

これからの展望

ツムラは、「生理のつらさを、我慢しなくていい社会へ。」を掲げ、このプロジェクトを通じて各人が生理やPMSを正しく理解し、適切な選択を行えるよう取り組む姿勢が求められています。今後もこの展開を支えるための新たな情報やコンテンツの提供が期待されます。

このように、Web展示『違いを知ることからはじめよう展』は、我慢に代わる選択肢を考えるための重要な資源となっています。生理やPMSに関しての新たなコミュニケーションの形を形成することが、この展示を通じて実現されることを願っています。また、病気の理解の深化だけでなく、それについて話し合うきっかけが減少している現代において、非常に価値のある試みと言えるでしょう。