新作ミュージカル「白爪草」が2026年1月に東京で初上演されることが決定しました。この作品は、心理劇とスリラーが融合した新感覚の2人ミュージカルで、映画版と比べてより深い感情の表現が期待されています。
ミュージカル化への期待
映画「白爪草」は、コロナ禍の中で話題を呼んだ作品で、現在は映画の公開からさらに多くの観客にその魅力を届けるためにミュージカルとして生まれ変わります。主役の双子の姉妹を演じるのは、VTuberとして活躍する電脳少女シロさんと、実力派女優の屋比久知奈さん。脚本は映画版の我人祥太が手掛け、音楽には国際的に知られるシンガーソングライター・ヒグチアイが加わります。
コメント到着!
電脳少女シロさんは、「映画『白爪草』では双子の主人公と主題歌を担当させていただきました。ミュージカル化の報を受け、応援の気持ちがいっぱいです」と期待を寄せています。彼女は、独特の世界観に魅了され自身もファンだと語り、劇場での鑑賞を呼びかけます。
一方、我人祥太は、「自分が書いた初めての映画。もっと多くの人に触れてほしいと願っていた作品」と語り、「ミュージカル化されることは光栄なこと」と感慨深く述べています。
リードスルー・ワークショップの様子
9月中旬に行われたリードスルー・ワークショップでは、キャスト・スタッフが集まり、物語や音楽の流れを確認しました。このワークショップには、演出家や音楽監督、さらに歌唱を担当するキャストの面々が参加し、創作の初期段階に貴重な意見を交わしました。
公演情報
公演は2026年1月8日から22日まで、SUPERNOVA KAWASAKIにて行われ、計23回の上演が予定されています。チケットは10月18日からホリプロステージにて先着販売が開始されます。特に、20歳以下を対象としたYシートも用意されており、若い世代にもお得に楽しめるチャンスです。
全席指定で料金は9,500円、また特定日には映画「白爪草」の上映会付きチケットも販売予定。これにより、舞台と映画双方から物語の深層に迫ることができます。
ストーリーの概要
「白爪草」の物語は、静かな花屋の作業室を舞台に繰り広げられます。登場人物はたった二人、双子の姉妹・蒼と紅。6年前に母を殺した過去を持つ彼女たちが、再会し互いの人生を入れ替える提案を受け、揺れる記憶と愛情が交錯する様子は、観客の背筋を凍らせるに違いありません。
訴求力のある脚本と演出、そして素晴らしい音楽が融合した本作のミュージカル化は、全ての観客にとって新たな体験となることでしょう。
ぜひ、自身の目でこの新しい舞台を体感してみてはいかがでしょうか。今年の秋には再び劇場で「白爪草」の物語が広がりを見せるのを楽しみにしています。