フレスコボール牧之原verde誕生!静岡の新たな交流拠点
令和時代の新しいスポーツシーンが静岡に登場しました。一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA)は、国内28拠点目となる公認地域クラブ「フレスコボール牧之原verde(FMV)」の設立を発表しました。このクラブは、静岡県牧之原市に拠点を置き、地域住民と交流を深める新しい場所となっています。
フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジル・リオデジャネイロ発祥のビーチスポーツであり、1945年にコパカバーナビーチで考案されました。その特徴は、選手同士が対戦するのではなく、ラリーを続けることで楽しむ点です。競技者は7メートルの距離を保ちながら、5分間、互いに思いやりを持ってボールを打ち合います。このように協力し合うスタイルから「思いやりのスポーツ」とも称されています。
ここ日本でも、フレスコボールの魅力が広がりを見せており、全国28のJFBA公認地域クラブや6つの公認学生団体が設立されています。フレスコボール牛の普及を進めるJFBAは、2025年までに全国47都道府県で地域クラブ設立を目指しています。
フレスコボール牧之原verdeの設立背景
FMVが設立された牧之原市は、外国籍の住民が多く在住しており、特にブラジルの方々のコミュニティが形成されています。これにより、FMVは日伯交流の新しい起点となることが期待されています。クラブ名の「verde」はポルトガル語で「緑」を意味し、ブラジルの文化を感じさせるロゴは、駿河湾の美しさとも絡み合い、地域の特性を大切にしたものとなっています。
クラブ設立に寄せる期待
FMVの代表を務める小松舞氏(牧之原市地域おこし協力隊)は、「静岡にフレスコボールチームができ、特に多文化が共生する牧之原市で、誰もが自然に繋がれる場所を作りたい」と述べ、国籍に関わらず参加者を歓迎する方針を明らかにしました。また、サーフィンで有名な海岸が近くにあり、フレスコボールにはぴったりの環境が整っています。
参加方法と今後の活動について
フレスコボール牧之原verdeでは、初心者でも気軽に参加できるイベントや練習を行っています。興味のある方は、ぜひInstagram(
@fresco_makinohara_verde)をチェックして、アクティビティに参加してみてください。
さらに、フレスコボールの地域クラブ設立に関心のある方々は、JFBAまでお問い合わせをお待ちしています。
フレスコボールは、単なるスポーツ以上のものを提供する「コミュニケーションデザインスポーツ」として、その普及は地域のつながりや交流を促進する多大な可能性を秘めています。獨特な背景を持つ牧之原市で生まれたFMVが、これからどのような活動を展開していくのか、今後目が離せません。