韓美林の日本初展覧会が2026年に上野の森美術館で開催!
2026年1月9日から1月26日まで、上野の森美術館で中国の著名アーティスト、韓美林の日本初の展覧会「美的森林 in TOKYO 韓美林芸術展」が開催されます。韓美林の生誕90周年を記念するこの展覧会では、彼のこれまでの70年以上にわたる芸術活動の中から厳選した約200点の作品が展示されます。
展覧会の概要
本展は五つのテーマ「繭光」「岩霊」「情詠」「紋変」「天礼」に基づいて構成されます。「美的森林」というタイトルは、韓美林が描く自然との共鳴や対話を象徴しています。それぞれのテーマに関連する作品は、以下のように展開されます。
第1章:繭光
この章では《猫头鹰》(2006年)や《行云腾祥》(2006年)など、光と陰影を織り交ぜた独特の表現が楽しめます。
第2章:岩霊
岩をテーマにした《双馬図》(2016年)や《双牛图》(2011年)は、彼の力強い筆致が感じられる作品です。
第3章:情詠
《母与子》(2001年)や《人体》(2018年)など、人間の感情に焦点を当てた作品が並びます。
第4章:紋変
芸術と日常が織り交ざる《艺术家具》(2014年)や、《魚》(2006年)が示す新しい視点は興味深いです。
第5章:天礼
《上善若水》(2016年)や《孟子·告子下(节选)》(2016年)は、哲学的な要素をも兼ね備えた作品です。
韓美林のアーティストプロフィール
韓美林(Han Meilin)は1936年に中国山東省で生まれ、書画と伝統的な芸術を基盤にした創作活動を展開してきました。彼の作品は水墨画に限らず、陶芸、デザイン、彫刻、大型オブジェにまで浸透しています。特に2008年の北京オリンピックマスコットのデザインで国際的に注目を集めて以来、数多くの活動を展開してきました。
彼は近年、アウディやベアブリックなどのブランドとのコラボレーションでも話題になっています。彼の独特の世界観は、中国美術の中で特別な地位を築いています。さまざまな賞を受賞しており、国際舞台での評価も高いアーティストです。
入場情報
展覧会の入場料は、一般1,500円(前売1,200円)、大学生と65歳以上は1,000円(前売800円)、高校生以下は無料。障がい者手帳を持参の方と介助者1名は入場無料です。
前売券は2025年11月7日から2026年1月8日まで、当日券は1月9日から26日まで販売されます。主なプレイガイドは、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラスなどです。
アクセス
上野の森美術館は東京都台東区上野公園に位置し、交通も便利です。全てのアートファンにとって、必見の展覧会となることでしょう。
この機会に、韓美林の芸術の世界に触れてみてはいかがでしょうか。