ADFアワード2026
2026-03-19 08:40:04

エコとデザインが融合した「ADFデザインアワード2026」の受賞作品

ADFデザインアワード2026:受賞作品を探る



NPO青山デザインフォーラム(ADF)が主催する「ADFデザインアワード2026」の受賞作品がこのほど発表されました。本アワードは、世界の建築家を対象にしたもので、審査員は建築・デザイン業界で著名な方々が担当します。

最優秀賞を獲得したのは、小池啓介(Thirdparty/K2YT)。彼が手がけた作品「都城こみぞ眼科」は、単なる医療施設ではなく、訪れる人々にとって新たな体験を提供する空間として評価されました。本作品は、患者が待っている間の時間を特別な体験と捉え、ただの待機時間ではなく、その時間を楽しむことができるよう構成されています。

小池は、神奈川県逗子市出身で、早稲田大学を卒業後に、多くの人気建築家のもとで実務経験を積み、2008年に自身の設計事務所K2YTを設立しました。「都城こみぞ眼科」では、異なる天井の高さを持つ屋根を使って、開放感ある空間と親密な環境を両立させています。屋根の間には庭が設けられ、自然光が内部に柔らかく注ぎ込みます。廊下はただの通路ではなく、患者が選んだ居場所でくつろげる空間に。こうしたデザインが、地域に開かれた、安心して利用できる医療環境を提供しています。

続いて、優秀賞に輝いたのは、Jeravej Hongsakul(IDIN Architects)とJannis Renner(ATELIER BRÜCKNER)です。

Jeravej Hongsakulが設計した「Harudot」は、タイのカフェブランドと協働して生まれた独立型のカフェです。このデザインは、自然環境と建築を融合させたもので、成長や新しい始まりのコンセプトが内包されています。シンプルな切妻屋根が、建物内で樹木が育つ余地を確保しており、カフェを訪れる人々が自然を感じられるよう工夫されています。

一方、Jannis Rennerがデザインした2025年大阪・関西万博のウズベキスタン館は、「Garden of Knowledge: A Laboratory for a Future Society」というテーマを持っています。歴史的なキャラヴァンサライからインスパイアされたこのパビリオンは、知識の庭としての役割を果たします。屋上には彫刻的な木造構造のルーフトップガーデンが設けられており、内部ではサステナビリティや教育に関する展示が行われる予定です。

本アワードは、優れたデザインや建築が持つ可能性を広げることを目的とし、受賞作品は2026年4月21日から始まるミラノサローネ期間中に展示される機会も与えられます。受賞者には賞金も用意されており、最優秀賞は30,000米ドル、優秀賞は5,000米ドルが支給されます。さらに、受賞作品は青山デザインフォーラムが運営するヴァーチャルミュージアム「COCO WARP」にも展示される予定です。

「ADFデザインアワード2026」は、建築とデザインの未来を切り開くための重要なステージです。私たちが日常で目にする建物や空間に、どれほどの考えと工夫が詰め込まれているかを感じさせてくれます。これからのクリエイティブな活動に期待が高まることは間違いないでしょう。


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