『LAZARUS』日本初演
2025-05-31 20:24:17

デヴィッド・ボウイの集大成ミュージカル『LAZARUS』が日本初演を迎える!

デヴィッド・ボウイの集大成ミュージカル『LAZARUS』が日本初演を迎える!



デヴィッド・ボウイがエンダ・ウォルシュと共に手がけた遺作ミュージカル『LAZARUS』が、いよいよ日本初演を果たします。この舞台は、ボウイが亡くなる直前に発表した作品であり、彼の最後のメッセージとも言える内容が詰まっています。5月31日(土)にKAAT神奈川芸術劇場で開幕されるこの作品は、すでに多くの期待が寄せられており、前日に行われた公開ゲネプロでは、キャストたちの熱い意気込みとともに、その魅力が存分に伝わりました。

キャストと演出的な意気込み



初日の幕が上がる前、松岡充さんをはじめとするキャストたちが登場し、それぞれの役柄に対する思いや稽古の感じたことを語りました。松岡は「怒涛の稽古期間だった」と振り返り、ボウイの想いを受け継ぐ役割を痛感していると述べました。成長と探求が続く中で、心からこの作品を表現できるよう努めるとのこと。

他のキャストも、それぞれの役柄に寄り添った思いを明かし、共に心を一つにしてこの舞台に臨む姿勢が見受けられました。豊原江理佳さんは、作品が観客にどのように届くかを楽しみにしていると語り、鈴木瑛美子さんは、白井監督を信じて演じる決意を語っていました。各キャストの熱い言葉からも、プロフェッショナルな愛情が感じられました。

舞台の魅力と演出



『LAZARUS』の舞台は、シンプルながらも奥深さのある装置で構成されています。劇場中央には複数のモニターとシンプルな家具が配置され、ドラマティックな映像が合間に映し出されることで、物語が深く視覚的に表現されています。開幕からボウイの楽曲が流れ、観客の心を捉えて話しかける場面は、魂の叫びを感じさせる圧巻のパフォーマンスです。

ボウイが書き下ろした楽曲や代表曲が生かされ、作品に合わせてアレンジされています。そのため知っているはずのメロディーが新たな息を吹き込まれ、新たな世界観を提供しています。キャスト一人一人の歌声がを通し、ボウイの意図を感じることで、より感情的な体験が得られることでしょう。

希望と解釈の余地



本作品では、異星人である主人公ニュートンが描かれる中で、希望と哀しみが交錯します。彼のストーリーには、故郷に帰れない苦しみや、夫婦のすれ違いが盛り込まれており、観客は自らの人生を反映しながら物語に引き込まれていきます。舞台の中で提起される「希望」の概念がどのように示されるのか、それぞれの観劇後には解釈を語り合う楽しみもあろうかと思います。

まとめ



1つの作品を通じて、ボウイの音楽の力、彼が持つ文化的影響力、さらには日本の観客との心理的な架け橋を感じさせる『LAZARUS』。この作品は、ただのミュージカルではなく、観客それぞれがそれぞれの解釈を持つことができる特別な体験を提供します。ぜひ劇場でその目で確かめてください。

本公演情報


  • - 公演名称: ミュージカル『LAZARUS』
  • - 音楽・脚本: デヴィッド・ボウイ
  • - 脚本: エンダ・ウォルシュ
  • - 演出: 白井 晃
  • - 公演期間: 2025年5月31日(土)~ 6月14日(土) @KAAT神奈川芸術劇場
  • - チケット料金: SS席 18,000円、S席 13,500円、A席 10,000円

公式サイト: LAZARUS Official Website


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: ミュージカル デヴィッド・ボウイ KAAT神奈川芸術劇場

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。