防災の日に知っておきたい!避難所生活の皮膚トラブルと対策
災害が多発する日本では、避難所での生活が必要になる場面は少なくありません。医療法人社団鉄結会が実施した調査によると、避難所生活を経験した人の78.3%が皮膚トラブルを経験しています。そこで本記事では、避難所で主に発生する皮膚トラブルの実態や対策を紹介します。
避難所生活で頻発する皮膚の悩み
皮膚トラブルの種類
調査によると、避難所で最も多く見られる皮膚トラブルは「あせも」で54.9%を占めています。その次に多いのが「湿疹」と「かぶれ」です。これらは特に高温多湿の環境下で発症しやすいものです。入浴ができない状況や不慣れな寝具、ストレスによって、普段は皮膚トラブルとは無縁な人でも症状が出てしまうことがあります。
皮膚トラブル経験者の声
多くの方が「事前に薬を備えておけばよかった」と後悔しており、実際に防災ポーチにスキンケア用品を入れている人はわずか23.7%という結果が出ています。特に重要なのは、すぐに使える薬や保湿剤です。長期間の避難生活では、環境が変わることで皮膚が敏感になりやすく、清拭や乾燥対策が必要となるでしょう。
防災ポーチに入れておくべきアイテム
防災ポーチには以下の薬を入れておくことをおすすめします。
- - 保湿剤(ワセリンまたは乳液タイプ) :皮膚のバリア機能を維持し、乾燥を防ぎます。必須アイテムです。
- - ステロイド外用薬(市販のミディアムクラス) :湿疹やあせもの炎症を抑える効果があります。必須です。
- - 抗ヒスタミン内服薬 :かゆみを軽減し、睡眠を確保します。必須。
- - 清拭シート(ノンアルコール) :入浴が難しい状況でも清潔を維持できます。
- - 絆創膏・ガーゼ :傷の保護に役立ちます。
こうしたアイテムを用意しておくことで、避難所生活のストレスを軽減することが可能です。
皮膚トラブルを悪化させないために
避難所生活で皮膚トラブルを未然に防ぐための3つの原則を実践しましょう。
1.
清潔の維持 :入浴できない場合でも、清拭シートを使って汗や汚れを拭き取ります。
2.
早期の保湿 :乾燥を感じたらすぐに保湿剤を塗布し、バリア機能を保ちます。
3.
我慢しない :かゆみや赤みを感じたら早めにステロイド外用薬を使用し、必要に応じて救護班へ相談します。
特にアトピー性皮膚炎や乾燥肌の人は、普段使っている薬を多めに備えておくことが重要です。
医師からのアドバイス
アイシークリニックの髙桑康太医師は、「避難所生活にはストレスが伴いますが、適切な対処をすれば皮膚トラブルを予防できます」とおっしゃいます。症状が出た時の早めの対処が、今後の健康を守るための鍵となります。
まとめ
防災の日にあたる9月1日は、災害への備えを見直す良い機会です。避難所生活における皮膚トラブルを軽減するためにも、防災ポーチに必要なアイテムを揃え、事前準備を怠らないようにしましょう。健康な生活を守るため、ぜひ意識を高めてください。