桐生酵母が世界のサワー種ライブラリーに収蔵
群馬県桐生市に本拠を置く『株式会社スタイルブレッド』が、製パンに使用する自家製酵母『桐生酵母』を世界的な製パン材料メーカー・ピュラトスグループの「サワー種ライブラリー」に登録されました。国内では2例目の登録となり、この出来事は日本のパン文化にとって重要な意義を持ちます。
サワー種ライブラリーとは?
「サワー種ライブラリー」は、ピュラトスが運営する特別な施設で、世界中から集められた貴重な発酵種が保管されています。歴史的には、サワー種は味わい深いパン作りに欠かせない技法であり、古代エジプトの時代から人々に使われてきました。このライブラリーには157種のサワー種が保存されており、次世代へ文化を引き継ぐという使命を担っています。
農業と自然に育まれた『桐生酵母』
桐生酵母は、群馬県桐生市特有の自然環境によって育まれた自家製の酵母です。渡良瀬川と桐生川が交わるこの地は、豊かな水と風に恵まれ、発酵を助ける環境が整っています。スタイルブレッドの初代社長である田中健治が100年以上前にこの場所を選んだのは、まさにその地理的恵みからでした。自家製の酵母は、冷凍パンの製造にも特化しており、スタイルブレッドの品質の基盤となっています。
魅力的な味わいと食感を生む『桐生酵母』
スタイルブレッドのパンは、工場近くの「桐生酵母研究所」で研究者たちの手によって厳格に管理され、質の高い小麦粉を使って育成されます。この研究所では、自家製酵母が発酵する過程で独特の豊かな香りと風味が生み出され、食感にも大きな影響を与えています。サワー種特有の成分は、パンの水分を保つ役割も果たし、独自の風味を形成します。この品質を維持するためには急速冷凍技術が不可欠で、安定した美味しさを一年中確保しています。
世界的評価と今後の展望
『桐生酵母』が「サワー種ライブラリー」に登録されたことは、スタイルブレッドの挑戦と情熱の賜物です。代表の田中知は、「パンがもたらす豊かな時間」を大事にしながら、酵母と向き合う日々を過ごしています。この評価を受け、今後も彼らはさらなる品質向上と技術的発展を目指して、国内外のパン愛好者に愛される製品を届けていくことでしょう。
結びに
スタイルブレッドのパンは、日本国内の約5,000のホテルやレストランで採用され、多くの人々に楽しまれています。新しく始まった家庭向けブランド「STYLE BREAD」は、これからも幅広い層に上質なパンのある生活を提案していきます。今後の展開に期待が寄せられます。詳細や注文は公式サイトをご覧ください。