箱根の新たな名所、ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館
箱根エリアで新たに誕生した「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」が、2025年度のiFデザインアワードを受賞しました。このホテルは、長い年月を経て育まれた自然と文化が詰まった地域の魅力を引き出すことを目的とし、2024年1月に開業しました。今回の受賞では、約11,000件もの応募の中からインテリアアーキテクチャとホスピタリティインテリアの2部門での選出となりました。
この受賞を牽引したのは、インテリアデザイナーの座間望氏の手掛ける斬新かつ環境に配慮したデザインです。建設時に出た廃材、例えば木材や石材がアートや家具として再利用され、地域の記憶を形にすることで、訪れたゲストに心安らぐ空間を提供しています。また照明デザインにも工夫が施され、空間全体に温かみと深みを与えています。
廃材を活かしたインテリアデザイン
綾館のデザインには、地元で伐採された樹木や地元の火山性石材を用いており、それらを使ったアート作品や家具がインテリアに仕込まれています。このアプローチにより、地域の自然や文化を尊重しながら、ゲストには心地よい時間を提供することを目指しています。座間氏も「訪れたゲストにとって心癒される場所であり、永く愛される施設であることを願っています。」とコメントしており、その想いが込められたデザインが施されています。
訪日外国人の受け入れ強化
箱根の「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」は、国内外からの観光客に人気です。特に、訪日外国人の需要が高まる中で、綾館にはその受け入れ体制が強化されています。森トラストは、2024年に新たに22室を増設したことで、訪日外国人のお客様にも対応できる客室を整えました。これにより、現在では3~4割の客室が外国からの観光客によって利用されており、国際的な観光地としての地位を確立しています。
行ってみたくなるホテル展開
森トラストグループは、日本各地でのホテル開発を通じて、訪問客に「行ってみたい」と思わせる魅力的なスポットを創出しています。今年開業した奈良の「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル」や長崎の「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」など、歴史的建造物を活用したユニークな真の目的地としてのホテル展開を進めています。
今後も、訪れる人々が「また行きたい」と感じることができるような魅力的な場所を提供し続けることで、日本の観光産業に寄与していく姿勢を示しています。
アクセスと施設情報
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」は神奈川県箱根町強羅に位置し、小田急箱根鋼索線の中強羅駅から徒歩約5分の距離にあります。全22室、約40㎡の広さを持つ客室には、温泉露天風呂も完備されており、ゆったりとした時間を過ごせます。また、愛犬と一緒に宿泊できる部屋も用意されており、ペット連れの旅行者にも最適な環境が整えられています。自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の中、至福の時を堪能できることでしょう。
さあ、次回の旅行は「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」に足を運んでみてはいかがですか?美しい自然と洗練されたデザインがつまったホテルで、心穏やかなひと時を過ごしてみてください。