EY新日本とJAXA
2026-06-10 11:33:41

EY新日本がJAXAと連携しカーボンクレジットの信頼性向上へ

EY新日本とJAXA、共同でカーボンクレジットへの新たな挑戦



EY新日本有限責任監査法人(以下、EY新日本)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が提唱する第二期宇宙戦略基金の事業に参加します。この事業は、カーボンクレジットの信頼性を向上させるために、株式会社Archedaの衛星データを利用した革新的な技術開発プロジェクトにおける専門的な知見を提供するものです。具体的には、EY新日本は監査・保証業務の面で協力し、本プロジェクトの実施を支援します。

宇宙戦略基金の目的と意義



宇宙戦略基金は、日本の宇宙技術力と産業競争力を高めることを目指して内閣府や文部科学省などが設置した基金です。この基金は、スタートアップや民間企業、大学が連携し、さまざまな分野での技術開発を支援しています。今回のプロジェクトでは、衛星データを通じて自然由来カーボンクレジットの信頼性を高め、社会に実装することを目指します。

カーボンクレジットとは、自然環境によるCO₂の吸収・削減効果を認証し取引可能にしたもので、脱炭素社会の実現には欠かせない存在となっています。しかし、その発行には、温室効果ガス吸収量の精確な測定やプロジェクトの透明性、モニタリングなど、さまざまな課題があります。このような背景から、MRV(Measurement・Reporting・Verification)プロセスの効率化が注目を集めています。衛星データは、広域的かつ長期的な観測が可能であるため、このプロセスの中で重要な役割を果たすと期待されています。

EY新日本の取り組み



EY新日本は、2024年より遠隔地や山間部に存在する資産を把握するための衛星データ活用を進めています。また、官民連携の宇宙ビジネスへの取り組みや、衛星データを用いたサステナビリティ領域での人材育成に努めています。特に、企業のサステナビリティ情報や非財務情報の開示には信頼性の確保が重要になってきています。ある専門家は「衛星データの活用は、企業の取り組みの透明性と信頼性を高める手段として非常に重要」と強調しています。

課題と展望



株式会社Archedaの津村代表取締役は、「自然由来カーボンクレジットは脱炭素社会実現に向けた重要な手段であり、その信頼性の確保が課題」と語ります。今回はEY新日本と協力することで、専門的な知見と衛星データを活用し、市況の信頼を得るための取り組みを進めるとのことです。

彼はまた、「衛星データによるダイナミックなモニタリングと保証実務による信頼性の融合を図ることで、アジア及び世界の脱炭素化に貢献していこう」と意気込みを語っています。

EYについて



EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークで、150以上の国々でサービスを展開しています。地球環境や社会に新たな価値をもたらすことを目指して、データやAIなどの先進技術を駆使しながら、クライアントの未来を共に形作る支援を行っています。

今回のEY新日本とJAXAの取り組みは、持続可能な社会への実現に向けた重要な一歩となるでしょう。カーボンクレジットの信頼性向上に向けたこの革新的な試みから、今後も目が離せません。

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