愛媛新聞社とM&Aキャピタルパートナーズの業務提携
2025年9月29日、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社(MACP)と株式会社愛媛新聞社は、愛媛県において「地域共創プロジェクト」を始動するために業務提携を締結しました。このプロジェクトは、地域の中小企業への事業承継や成長の選択肢を広げることを目的としており、愛媛県内での初の試みとなります。
業務提携の背景
愛媛県は、多様な産業が栄える地域です。温暖な気候に恵まれ、特に農業分野では「柑橘王国」として知られ、新鮮な柑橘類の収穫量は日本一を誇ります。また、水産業においても養殖マダイが全国有数の生産地として名を馳せています。製造業では四国中央市を中心に「紙のまち」が形成され、造船業も今治市などで発展しています。これらの産業が強固に連携し、地域経済を支えていますが、一方で後継者不足や経営者の高齢化といった課題も存在しています。特に愛媛県の後継者不在率は61.4%にのぼり、深刻な問題となっています。
MACPと愛媛新聞社は、以前から共催のセミナーを通じて地域の経営者に事業承継に関する有益な情報を提供してきました。これにより、多くの経営者が関心を寄せていることがわかります。今後は、より具体的に事業承継やM&Aについての啓発活動を行い、地域経済の持続的な成長をサポートしていきます。
業務提携の概要
今回の業務提携では、愛媛新聞社の広範な情報発信力を活用し、地域内の中小企業にM&Aをはじめとする多様な選択肢を周知する活動を強化します。具体的には、セミナーや情報提供を通じて、企業再生や経営戦略に悩む企業への支援を行う予定です。
また、MACPは愛媛新聞社との連携により、地域経済における信頼性と知名度を高め、中小企業の発展に寄与する立場を確立します。
業務提携に基づく取り組み第一弾
業務提携の記念として、2025年11月20日(木)14:00〜15:00に無料オンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、愛媛県内の経営者を対象に「事業承継の選択肢としてのM&A」についての理解を深める内容が提供されます。地域の経営者には、非常に価値のある情報となるでしょう。セミナーの詳細は、
こちらからご確認ください。
会社概要
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、東京都中央区に本社を置く企業であり、M&A仲介業務を専門としています。代表取締役社長の中村悟氏が率いるこの会社は、2005年に設立され、東証プライムに上場しています。愛媛新聞社は愛媛県内で最も影響力のあるメディアとして、地域のニュースや情報を発信しており、両社の連携が地域経済の発展に貢献すると期待されています。
この提携により、愛媛県内の企業の事業承継や成長戦略における選択肢が広がり、地域全体の発展につながることを強く望んでいます。経済が不安定な時代において、地域の中小企業が持続可能な形で発展し続けるために、このプロジェクトは重要な一歩となることでしょう。