イベント概要
2025年に国際協同組合年を迎える今年、生活協同組合パルシステム東京が主催する「戦後80年シリーズ企画 第1弾」が、7月26日(土)に開催されます。このイベントでは、東新宿本部から広島とリアルタイムで中継をつなぎ、戦後の歴史と核兵器廃絶に向けた活動について深く考える機会が提供されます。
招待講師の紹介
講演を行うのは、2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員、箕牧智之さんです。箕牧さんは、幼少期に広島で被爆し、その経験をもとに核兵器の廃絶を訴えてきました。核兵器の使用が引き起こす悲劇を自らの体験を通じて語りかける箕牧さんが、どのように活動を続けてきたのか、その軌跡を知ることができます。
箕牧さんの言葉には、被爆者の証言が次世代にいかに重要であるかという思いが込められています。彼自身の記憶は薄れているものの、両親や友人を失った経験は決して忘れられないものであり、それが彼の活動の原動力となっています。
時代の変化と未来への責任
イベントでは、箕牧さんの後に登壇するのは、多賀俊介さんです。多賀さんは、広島で教師として平和教育に取り組んできました。彼の講演では、被爆者の平均年齢が86歳を超え、直接的な証言を聞ける機会が減っている現状を示し、次世代に向けて私たちができることは何かを問いかけます。
核兵器の使用による災厄の実態を理解し、次代にどのように伝えていくかが、今の世代に課せられた大切な責任です。私たち一人ひとりが平和のためにできる具体的な行動について考えさせられる機会となることでしょう。
活動の進行と参加方法
イベントの進行は、NPO法人ANT-Hiroshimaの渡部久仁子さんが担当します。広島からのメッセージを参加者同士で共有し、意見を持ち寄りながら、さらなる理解を深めることができるでしょう。
参加者には、会場での参加とオンライン参加の二つの方法があります。会場は新宿区のパルシステム東京新宿本部で、定員は会場50人、オンライン参加は300人となっています。参加費は無料ですので、家族でも気軽に参加できる貴重な機会です。
まとめ
この夏、家族で一緒に未来を考えるきっかけとして、ぜひご参加ください。戦後80年をテーマにしたこのイベントは、私たちが何を学び、どのように行動するかを考える場となることでしょう。すべての世代にとっての重要なメッセージを、次の世代へとつなげるために、一緒に考えましょう。