e-dashが東京都の省エネ対策サポート事業者に登録されました
東京都港区に本社を構えるe-dash株式会社は、2025年度から東京都が推進する「東京都中小規模事業所省エネコンサルティング事業」において、省エネ対策サポート事業者として登録されたことを発表しました。このプロジェクトは、東京都の知事・小池百合子氏のもと、環境問題に対応するための重要な取り組みの一環です。
CO2排出量可視化ツールの唯一の提供者
今回の事業に登録された企業は全8社ですが、CO2排出量の可視化サービスを提供するのはe-dashが唯一となります。東京都中小規模事業所省エネコンサルティング事業は、一定の条件をクリアした事業所を対象に、設備やエネルギー使用状況の調査・分析を行い、それぞれの事業所に最適な省エネ対策を無償で提案するものです。
対象となるのは、前年度の原油換算エネルギー使用量が15,000kl未満の事業所などです。e-dashは、エネルギー管理士など必要な資格をもつ専門家を選任し、この制度に参加するための基準を満たしました。
省エネ支援の具体的な内容
e-dashでは、これまでの経験を活かし、企業のエネルギー使用量を可視化するとともに、省エネ診断を行い、各種施策の提案を一貫して行ってきました。この度の登録を機に、東東京の企業に対しても省エネ推進活動を活発に展開し、2050年のCO2排出実質ゼロを目指す「ゼロエミッション東京」の実現にも貢献していく考えです。
e-dashプラットフォームの特徴
「e-dash」は、三井物産が提供するCO2排出量の可視化・削減を行うサービスプラットフォームです。エネルギーの請求書をアップロードするだけで、自動的にCO2排出量を算出するシステムを構築しています。これにより、手間を増やすことなく正確なデータの管理が可能になります。
さらに、サプライチェーンにおけるCO2排出量も簡単に算出・可視化するサービスを提供しており、事業者が環境対策を効率良く進められるよう支援します。
また、CO2排出量の可視化だけでなく、三井物産のネットワークを活かして、具体的な施策の実行支援も行っています。これにより、企業は単なる省エネ対策の策定に留まらず、実際に実行へと移すことができるのです。
企業情報
e-dash株式会社は、2022年2月7日に設立され、三井物産とみずほイノベーション・フロンティア株式会社が株主です。東京都港区赤坂にオフィスを構え、事業内容としてCO2排出量の可視化・削減プラットフォームの運営のほか、カーボンクレジットのマーケットプレイスやESGデータの収集支援なども手がけています。
結論
e-dashの今回の省エネ対策サポート事業者としての登録は、東京都の掲げる環境政策に対する重要なステップです。今後、東京都内の企業が持続可能な形で成長するために、e-dashの支援が重要な役割を果たすことでしょう。2030年までに温室効果ガスを50%削減し、持続可能な社会の実現を目指す姿勢が期待されています。