MOVE FES. 2026
2025-12-04 13:15:05

音楽とテクノロジーが融合するALS啓発フェス「MOVE FES. 2026」が開催決定

音楽とテクノロジーが融合する「MOVE FES. 2026」



2026年6月20日、EXシアター六本木で音楽フェス「MOVE FES. 2026」が開催されます。このイベントは、難病であるALSの認知を深めることを目的としており、10周年を迎えることが発表されました。主催者である一般社団法人WITH ALSは、武藤将胤氏が中心となって、音楽と最先端のテクノロジーを融合させた多彩なプログラムを用意しています。

記念すべき10周年のテーマ



「MOVE FES.」は、2016年に初開催され、以降、さまざまなアーティストによるパフォーマンスや最新技術を導入したステージが展開されています。今年のテーマは「THANKS × RESPECT. 感謝と尊敬の10年。」。これまで支えてくれた方々への感謝の気持ちと、新たな挑戦を届ける内容が魅力です。

声の再現を実現する最新技術



MOVE FES. 2026では、NTT人間情報研究所とNTTテクノクロス株式会社の共同研究により、武藤さんの約10年前の肉声を再現する試みも行われます。この技術は、過去に録音された音声データをもとにしており、ALSの特性上、発話能力が失われていく中で「声を再現する」ということは、非常に大きな意味を持つとされています。実際、制作したメッセージ動画も公開され、どれほど彼の声が再現されているかを体感できます。

BORDERLESS LIVEの実現



今年のイベントでは、会場に集まる観客だけでなく、オンラインやメタバースでの参加も可能な『BORDERLESS LIVE』を実現します。この新たな形式を採用することで、遠方にいる人々も一緒に楽しんでもらえるよう工夫されています。また、視線で操作するDJパフォーマンスや、ドローンゲームの体験など、インタラクティブな要素も盛りだくさんです。

新しい挑戦、ドローン eスポーツ



特に注目すべきは、筋電信号を使用したドローンを操作するeスポーツプログラムです。これは、身体が動かしづらい状況でも、テクノロジーの力で誰もが参加できることを目指しています。技術の力で障壁を越え、新たな表現方法を見つける機会になるでしょう。

ALSについてのトークショー



イベントの一環として、ALSに関するトークショーも開催されます。ここでは、著名な研究者やクリエイターが参加し、ALSの現状や最先端の研究についての情報を提供します。特に、分身ロボットや脳波を利用した技術について、多角的に理解を深めることができる貴重な機会となります。

クラウドファンディングの開始



この開催に向け、12月4日よりクラウドファンディングがスタート。目標金額は500万円で、集まった資金はイベントの開催費用に充てられます。リターンには特別なTシャツやタオル、チケットも用意されています。多くの人々の支援を受け取り、素晴らしいイベントにしていくことが期待されています。

武藤将胤さんのメッセージ



武藤さんはこのプロジェクトへの思いを語り、「この音楽フェスを通じて、ALSの未来を変えるための挑戦を続けたい」と強く表明しています。毎年多くの人が参加し、さまざまな形で支援を寄せるこのイベントが、次の10年でのALS治療の道を切り開くことを信じてやみません。皆さまの参加を心よりお待ちしております。

開催概要



  • - イベント名: MOVE FES. 2026
  • - 日程: 2026年6月20日(土) 15:00開場 / 16:30開演〜21:00閉演予定
  • - 会場: EXシアター六本木(東京都港区)
  • - クラウドファンディング開始日: 2024年12月4日
  • - 公式サイト
  • - クラウドファンディングページ

このイベントを通じて、ALSに対する理解が深まり、未来に向けた新たな希望が生まれることを期待しています。


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