八芳園の新たな魅力
2025-06-13 13:42:30

八芳園の新たな魅力が組子職人の技で生まれ変わる!

八芳園の美意識が生み出す新メインロビー



東京・白金台の八芳園が、2025年10月のグランドオープンに向けて、全館にわたる改修工事を進めている。今回のリニューアルでは、八芳園のメインロビーが「日本の、美意識の凝縮」をテーマに、福岡県大川市の伝統工芸である“組子細工”を中心にした空間へと生まれ変わる。高さ約4メートルに及ぶ組子細工は、八芳園の庭園との調和を図り、美しさを最大限に引き出すことを目指している。

八芳園では、メインロビーの装飾にあたる組子細工の制作過程を公式YouTubeチャンネルで公開中。第1弾に続く第2弾では、組子職人の木下正人氏が40年にわたり積み重ねてきた技と情熱が紹介されており、多くの視聴者に感動を与えている。木下氏の作品は、月や松をテーマにした水墨画の表現を反映し、文様を組み合わせることで複雑かつ美しい模様が生み出される。

組子細工の歴史と魅力



組子細工とは、飛鳥時代から受け継がれてきた伝統木工技術であり、木材を釘を使わずに精巧に組み合わせて文様を形作る技法である。この技術は、日本の建築や家具の装飾において重要な役割を果たしてきた。木下氏は、若い頃に偶然出会ったこの技術に魅了され、26歳で独立するまでに八年もの間、厳しい修行を重ねてきた。

しかし、変化する住環境に伴って、木下氏は苦境に立たされることもあった。マンション需要の増加や、和室から洋室への流れの中で、彼の売上は一時的に10分の1にまで落ち込んだ。そんな中でも、彼は組子の新たな可能性を信じ続け、現代的なインテリアに似合う『組子のランプシェード』など、新たな作品を世に送り出すことで、その魅力を広めている。

職人の想いと八芳園の使命



木下氏は、作品を納める際の顧客の笑顔こそが彼の一番の喜びだと語る。その情熱は、工房を訪れた八芳園スタッフにも伝わり、彼らは「この想いを多くの人々に伝えることが私たちの使命だ」と涙を流した。職人と八芳園のスタッフの熱い想いが凝縮されたメインロビーの完成に期待が高まる。

今後の展開



八芳園の改修工事は2025年9月末まで続き、その後にグランドオープンを迎える。これを期に、八芳園は日本庭園と建物の親和性を深める新たな空間を創出する。このプロジェクトでは、メインロビーの制作過程や物語をさらなる動画やNoteで公開予定だ。今後も続くこれらの発信を通じ、八芳園の美しさと文化の重要性を広めていく。

動画視聴と詳細情報



木下氏の組子への想いに興味を持った方は、ぜひ【リニューアルムービー#02】を視聴してほしい。また、八芳園のリニューアルプロジェクトに関する詳細は、八芳園の公式YouTubeチャンネルやNoteにて随時公開されているので、要チェックだ。これからの八芳園の変貌に目が離せない。


美しい日本の心を受け継ぎながら、新たな時代に向けた八芳園の挑戦を一緒に見守ろう。


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