脱炭素舗装CFミックス
2026-03-16 16:00:28

環境に優しい脱炭素舗装「CFミックス」がヒートアイランド対策に寄与

脱炭素舗装「CFミックス」の実証実験とその効果



東京エリアを舞台に、新たな環境配慮型舗装が脚光を浴びています。それが、大成ロテック株式会社が開発した脱炭素舗装「CFミックス」です。この舗装材料は、主にホタテ貝殻やリグニンなどの未利用資源を活用しており、ヒートアイランド現象と戦う力強い味方となっています。2025年の猛暑日、最高気温38.4℃の中で実施された実証実験では、従来のアスファルトと比較して、最大で18.7℃の路面温度低減効果を達成しました。

CFミックスとは?


「CFミックス」は、環境負荷の少ない材料を使用した新しい舗装技術です。従来の黒いアスファルトに対して、貝殻由来の炭酸カルシウムを利用して明るい色に仕上げることで、太陽光を反射しやすくしています。この「明色化」の特性により、熱を吸収しにくくなり、路面温度が下がるという効果があります。特に、ヒートアイランド現象が顕著な都市部での利用が期待されています。

実証実験の結果


実証実験は2025年8月から2026年2月までの間、東京高速道路の高架橋で行われました。厳しい熱環境において、異なる舗装材料の温度を24時間連続で測定した結果、CFミックス ILブロックは74.4℃に達した一般的な密粒度アスファルトに対し、55.7℃という低温を記録。これは驚異的な温度低減効果で、環境に対する影響をもしっかりと考えた結果だと言えます。

さらに、この低減効果は安定しており、最高気温35℃を超える猛暑が続いた5日間でも、CFミックス ILブロックは平均して約16℃の温度低下を維持しました。降雨後の日射による気化熱効果を利用すれば、さらなる冷却効果が期待できることも明らかになっています。

地域貢献と持続可能な社会の実現


「CFミックス」は、環境への配慮だけでなく、地域産業の活性化にも寄与しています。ホタテ貝殻は地元の養殖業から得られる副産物で、貝殻を無駄にしない利用が促進されています。また、森林残渣由来のリグニンを用いることで、再生可能エネルギーを活用した持続可能な循環型経済モデルを提示しています。

施工段階においても、次世代バイオ燃料やEV機械を用いることで、施工時のCO2排出を実質ゼロにする取り組みがなされています。長距離輸送も鉄道による「モーダルシフト」を用いることで、環境負荷を低減する努力がなされています。

今後の展望


大成ロテックは今後も、明治大学や多くの協力企業と連携しながら地域の課題解決を目指すとともに、持続可能なインフラ整備のモデルを推進していく予定です。2026年に施行される「改正資源有効利用促進法」にも対応し、都市部での脱炭素化とクールダウンの実現を目指しています。

このように、CFミックスはただの舗装材料ではなく、地域社会と環境に対する全く新しいアプローチを提供するものです。今後の動向から目が離せません。


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