楽多多飲食グループ、東京を中心に海外展開を加速し1,000人を新たに採用

楽多多飲食グループの海外市場への進出

台湾を拠点に展開する楽多多飲食グループは、グローバルな市場拡大を目指し、2024年下半期に東京、香港、シンガポールの3都市に新店舗のオープンを計画中です。この取り組みの一環として、2025年初めには新ブランド「狂一鍋酸菜魚」も発表し、同年の2月末までに5店舗の新規オープンを予定しています。このように、海外展開や日本市場の拡大に伴い、グループは1,000人の新規採用を決定しました。

特に、日本市場は楽多多にとって重要な市場であり、鉄板焼シェフや料理長、店長、ホール・キッチンスタッフなど、多岐にわたる正社員ポジションの募集を行っています。これは、海外進出と同時に日本国内でもブランドのプレゼンスを強化するための戦略です。

国内外680からの拡大計画

楽多多飲食グループでは、2024年には台湾国内でブランド「明水然・楽」の新たな店舗を11か所オープンし、香港・シンガポールでもプレオープン期間中に高い予約率を達成しました。今後はマカオやマレーシア、中国、アメリカなどにも進出を計画し、世界中で事業の拡大を図る姿勢がうかがえます。

2025年2月時点で、楽多多の台湾国内における直営店は以下の通りです。

- 肉多多（火鍋）：48店舗
- 狂一鍋（火鍋）：14店舗
- 狂一鍋酸菜魚（火鍋）：2店舗
- 明水然・楽（高級鉄板焼）：11店舗

これに加えて、今後は東京や香港、シンガポールにも新たな店舗を開設し、市場拡大をさらに進めていく計画です。

次世代リーダー育成への施策

楽多多飲食グループの林少鈞会長は、新ブランドや店舗の積極的な展開だけでなく、従業員のキャリアアップにも注力しています。特に大量採用による店舗運営の強化に加え、優秀な人材を次世代リーダーとして育成する「管理職候補」制度を新たに導入しました。これにより、競争の激しい飲食業界においても魅力的な職場を提供し、将来的なリーダーを育てる取り組みが進められています。

2025年には、日本と海外で20店舗以上の新店オープンが予想されており、すでに台湾の桃園、台中、高雄などでの準備が進められています。