新しい時代の省エネ設計支援サービス
建築業界では、環境への配慮が重視される現代の流れの中、カーボンニュートラルの実現が求められています。その中でも、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)への関心が高まる中、株式会社one buildingが提供する『BIM sustaina® for Energy Professional』のリニューアルが注目されています。この新サービスは、建築物の省エネルギー性能を早期に確認できる機能が追加されたもので、2025年4月10日より利用可能になります。具体的には、ライフサイクル光熱費やCO2レポートを通じてZEB化のメリットを具体的に把握しながら、設計を進めることができます。
新しい利用形態の導入
従来の年間アカウント契約ではコストが高く、短期利用が難しいという声が多くありました。リニューアルされた『BIM sustaina』では、プロジェクトごとに1ヶ月単位で契約が可能で、短期プロジェクトやトライアル導入にも適した料金体系が整いました。また、これによって多様な設計環境にどのように応じるかが可能になりました。さらに、Graphisoft® Archicad®にも対応し、みなさんのプロジェクト環境に最適化できるようになりました。
専門知識の共有と協力体制の構築
特に、新しいサービスの特徴として、社内外の関係者と設計ノウハウや意思決定プロセスをワークフロー内でスムーズに共有できる点が挙げられます。例えば、社内の意匠設計者や設備設計者、意思決定者間で最新の情報を同時に利用しながら設計の議論ができます。これにより、設計の整合性が高まり、目標性能に対する理解も深まります。
ZEB初心者のためのサポート
ZEBの設計が初めてという方でも安心して利用できるように、専門の省エネ計算会社や設計事務所との共同利用が可能となりました。この体制により、外部の専門家からのサポートを受けながら、プランニングを進めることが可能になります。これにより、データに基づいたアドバイスを受けつつ、分かりやすく工程を進められるため、安心感も得られます。
環境設計の未来に向けて
『BIM sustaina for Energy Professional』の特徴は、設計初期から効率的に性能確認ができること。BEI(建物エネルギーインデックス)の再計算や、熱負荷計算がインターフェース上で簡単に行えます。特に、室毎の負荷集計や、構造体負荷表を数回のクリックで作成することができるため、市場各所で求められる迅速さが実現されています。
料金プランとキャンペーン
このサービスは、延べ床面積に応じた月額料金体系を採用しています。小規模から大規模まで様々なプランが用意され、例えば、小規模プランでは月額10,000円(税抜)から利用可能です。また、2025年4月10日から5月9日までの期間中には、新規アカウントを作成する法人が特別に1ヶ月間の無料利用ができるキャンペーンも実施されています。これにより、新しいサービスを気軽に試すことができます。
未来を見据えた取り組み
この『BIM sustaina for Energy Professional』は、建築業界の新たなスタンダードとなる可能性を秘めています。セミナーも開催されるので、詳しい内容を知りたい方や新たな設計手法を学びたい方は、ぜひ参加を検討してみてください。環境に配慮した設計が今後ますます重要になっていく中、ぜひこの機会に新しい技術を体験してみてはいかがでしょうか。