2026年上期のアドフラウドに関する調査結果
2026年上期におけるアドフラウドの実態が、株式会社Spider Labsによって明らかになりました。この調査では、約40億件の有料広告クリックが分析され、アドフラウドの発生率が5.58%に達し、前年度の4.32%から大幅に増加しました。それに伴い、推定される被害額は999億9,000万円に達するとされ、下期も同水準が続く場合には年間で約2,000億円に達する可能性があります。
アドフラウドとは何か?
アドフラウドとは、botによる自動クリックや重複クリック、さらには国や地域の偽装など、広告に対する無効なトラフィックを指します。これらの無効な行動が広告データに混入することで、広告の効果を正確に評価することが難しくなります。さらに、AIによる広告配信の最適化にも悪影響を及ぼす可能性があります。
調査の背景
近年、デジタル広告市場においては、AIを活用した広告配信が広がっています。しかし、それに伴い広告主が流入の質を把握することがますます困難になっています。また、人間の動作を模倣する高度なbotが増加していることも一因です。Spider Labsは、こうした状況における広告配信の実態と無効トラフィックの変化を探るため、今回の調査を実施しました。
調査結果の概要
アドフラウド発生率
2026年上期のアドフラウドが5.58%に上昇したことは、非常に深刻な問題を浮き彫りにしています。これにより、推定被害額が999億9,000万円に達し、下半期についても同様の傾向が続く場合は、年間で約2,000億円規模になる可能性が高まります。
botの質と量の進化
特に注目すべきは、botが示す高度な挙動の増加です。人間に近い操作を実行できるbotの比率は年々増加しており、2025年の20.4%から2026年には64.4%に達しました。さらにbot自体の発生率も増加しており、デジタル広告市場における非常に厄介な状況が続いています。
MFAサイトによる影響
MFAサイトからの被害も深刻で、2026年上期の推計被害額の71%がAI最適化配信を介して発生しています。これは年々の利用状況の変化を反映した結果であり、AI最適化へのシフトにより、特にMFAサイトのリスクが急増しています。
調査レポートの活用法
本レポートでは、業界別のアドフラウド発生率ランキングや、チャネル別のリスクマップ、広告主やマーケターが留意すべき3つのポイントなども詳しく紹介されています。レポートは無料でダウンロード可能です。
ウェビナーの開催
また、本レポートを基にした解説ウェビナーも予定されています。2026年9月17日12:00より、「データで見る、AI時代の不正クリック― 2026年上期アドフラウドの実態」というテーマで行われる予定です。これによって、広告主やマーケターは最新の情報をもとに、今後の広告戦略を見直す機会を得ることができます。
Spider Labsについて
株式会社Spider Labsは、東京都港区に本社を置き、アドフラウド対策ツール「Spider AF」の開発・運営を行っています。広告出稿の際には、アドフラウドを迅速に検知・ブロックする機能を提供しており、現在多くの代理店や広告主に利用されています。
詳しい情報は
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