岡山大学と岩手大学が連携
2025-11-06 01:16:47

岡山大学が岩手大学と連携、ヘリウムリサイクル事業のさらなる発展を目指す意見交換会開催

岡山大学が岩手大学と連携、ヘリウムリサイクル事業のさらなる発展を目指す意見交換会開催



2025年11月5日、岡山大学が岩手大学を訪れ、ヘリウムリサイクル事業に関する意見交換会を実施しました。この会合は、両大学が共同で推進している“中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク”について、深化した理解と連携を図ることを目的としています。

本会議には、岡山大学の副タスクフォース長である畑中耕治氏をはじめ、技術職員や事務職員が参加しました。岩手大学からは技術部の千葉寿第一技術室長が出席し、両大学の技術者、研究者の間で活発な議論が交わされました。特に、岩手大学が開発した水漏れや振動検知に役立つスマートスピーカー制御器“WAN-WANシステム”についての紹介がありました。

意見交換会では、岡山大学の取り組みについても説明が行われ、特に「中四国・播磨HeReNet」や特定のプログラムに関する進捗が報告されました。さらに、岩手大学の極低温発生装置室の見学を通じて、ヘリウムリサイクル事業の具体的な実施方法とその成果について実地に理解を深める機会が提供されました。

議題のひとつとして、“HeliGet”事業に関する情報交換も行われ、使用済み設備からの液体ヘリウム回収に関する進捗状況や今後の方針についても話し合われました。特に、岩手大学が近隣の大学からのMRI装置から液体ヘリウムを回収する現状と課題を共有することで、地域全体のヘリウム利用の効率化を図る重要な歩みとなりました。

この訪問は、両大学がそれぞれの成功事例や課題を共有し、一層の連携を強める貴重な機会となりました。また、ヘリウムリサイクルが普及することにより、地域の研究・開発への影響が期待されます。岡山大学の研究大学としての役割を果たすことで、地域や国の研究力向上に寄与できるよう努めていきたいと考えています。

今回の訪問を通じて、岡山大学は研究機関としての責務を再確認し、ヘリウムリサイクル事業の発展に寄与するための更なる挑戦を続ける意向を示しました。教育機関だけでなく、近隣の高校や地域企業とも連携し、研究環境を供給できる体制の構築に取り組む姿勢を強調しました。

今後、岡山大学は「中四国・播磨HeReNet」や「HeliGet」を通じて、地域の教育機関や研究機関との連携を深め、イノベーションの推進に繋げるべく、さらに多様な展開を期待されています。地域の中核大学として、岡山大学のさらなる挑戦にご期待ください。


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