東京フィルハーモニー交響楽団が贈る音楽の旅、2025年秋の欧州ツアー情報

東京フィルハーモニー交響楽団の2025年秋の欧州ツアー

日本最古のオーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団が、2025年10月から11月にかけてヨーロッパの8都市を巡る演奏旅行を行うことが決まりました。このツアーには、名誉音楽監督であり、世界的な指揮者として知られるチョン・ミョンフンが同行し、ピアノには小曽根真、ヴァイオリンにはマキシム・ヴェンゲーロフが出演します。

ツアーの背景と目的

東京フィルは1911年に創立され、以来日本のクラシック音楽界を牽引してきました。20世紀には海外公演を積極的に行い、特にアジア地域との友好を深めることに貢献してきました。新たな時代を迎える2025年のこのツアーは、「音楽がつなぐ、分断を越えた未来へ」をテーマに、音楽の力で社会の課題に対するメッセージを広めることを目的としています。

チョン・ミョンフンとの長年の協力関係を通じて、東京フィルはアジア圏で数多くの成功した演奏会を行っています。このヨーロッパツアーは、その流れを受け継ぎ、国際的な音楽シーンにおける日本のプレゼンスをさらに高める重要な意味を持っています。

ツアーの行程と会場

ツアーは10月28日、ベルリン・フィルハーモニーの自主公演からスタートし、その後、ハンガリー、ベルギー、フランス、スペイン、オーストリア、スイス、ドイツの名門コンサートホールを巡ります。各都市の代表的な音楽施設で演奏することは、東京フィルにとって新たな挑戦であり、日本のクラシック音楽の魅力を発信する絶好の機会です。

- 10月28日: ベルリン・フィルハーモニー（ドイツ）
- 10月30日: ブダペスト芸術宮殿（ハンガリー）
- 11月1日: デ・シンゲル（ベルギー）
- 11月3日: アル・オ・グラン劇場（フランス）
- 11月6日: カタルーニャ音楽堂（スペイン）
- 11月8日: ウィーン・コンツェルトハウス（オーストリア）
- 11月10日: ルガーノ・アルテ・エ・クルトゥーラ（スイス）
- 11月11日: トーンハレ・デュッセルドルフ（ドイツ）

これらの会場は、各国の音楽文化を象徴する場所であり、リアルタイムで音楽が響き渡ることが期待されています。

プログラムのご紹介

演奏される曲目には、バーンスタインの『ウエスト・サイド物語』よりシンフォニックダンスや、ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲など、名曲揃いのプログラムが予定されています。ピアノの小曽根真とヴァイオリンのマキシム・ヴェンゲーロフの出演も、演奏会に華を添えること間違いなしです。