アステリアとハウディ・クリプトが業務提携を発表
2023年、アステリア株式会社と株式会社ハウディ・クリプトは、共同で企業向けのJPYC入出金管理サービス「JPYC Gateway」及び国内開発のハードウェアウォレット「Openloop」に基づく業務提携を締結したことを発表しました。この提携により、日本におけるステーブルコインの利活用をさらに進め、安全な管理環境を企業に提供することが可能となります。
提携の目的と背景
日本円連動のステーブルコイン「JPYC」の発行が予定されている2025年に向け、今後、大規模な発行量が見込まれています。企業は、ステーブルコインを業務で活用する際、秘密鍵の安全な管理が求められます。しかし、現在流通しているハードウェアウォレットの多くは海外製であり、日本市場に適応した信頼性高いデバイスが必要とされていました。そこで、アステリアは自社の「JPYC Gateway」とハウディ・クリプトの「Openloop」が結びつくことにより、企業が安心してステーブルコインを扱える基盤を形成することを目指しています。
業務提携の内容
この提携では、JPYC Gatewayの秘密鍵管理にOpenloopを連携することが中心となっています。具体的には、送金時にデバイスのタッチスクリーンでトランザクション内容を確認し、その後暗号学的な署名が必要となる仕組みを導入。これにより、安全に送金を行うことができます。また、JPYC Gatewayの提供開始キャンペーンにおいては、先着100社にOpenloopを無償提供するサービスが設けられています。この取り組みによって、企業のウォレット環境の構築が促進されるのです。
JPYC Gateway と Openloop の特徴
- - JPYC Gateway: アステリアが提供する企業向けJPYC入出金管理サービスで、送金手数料は1件あたり8円で非常にコストパフォーマンスが高いです。また、ASTERIA Warpを介して他のERPや会計システムとの連携もスムーズです。
- - Openloop: ハウディ・クリプトが開発した国内製のハードウェアウォレットで、EAL6+認証を取得したセキュリティ機能を備えています。このデバイスは、二重暗号化技術「DualSecure」を駆使して、高い安全性を実現しています。操作もタッチスクリーンや音声フィードバックを通じて簡単に行えるため、個人または企業ユーザーにとって扱いやすい設計となっています。
今後の展望
アステリアとハウディ・クリプトは、この業務提携を通じて企業におけるJPYCの安全な利活用を支援し続けます。アステリアが築き上げたエコシステムであるASTERIA Warpと、ハウディ・クリプトのセキュリティ技術を融合。今後、AIエージェントに対応した企業向け決済インフラを構築し、新たなサービスの提供へとつなげていく方針です。
この提携は、日本の企業が国際的なデジタル経済の中で更に成長し、ステーブルコインを活用する一助となるでしょう。