カーボンクレジット市場調査2025のご紹介
カーボンクレジットや排出量取引制度に関する情報を網羅的に提供する会社、株式会社exroadが主導し、東京証券取引所カーボン・クレジット市場整備室が後援する新たな調査が実施されました。この調査は2025年3月から4月にかけて行われ、283の企業や団体から362件の有効回答が寄せられました。本記事ではその調査結果と無料ウェビナーの詳細をご紹介します。
調査の目的と方法
カーボンクレジット市場についての調査は、需給動向や価格形成の実態、市場の課題を多角的に分析し、業界全体の健康な発展に寄与するために目的があります。市場内の需要者や創出者のニーズを明確にし、より活発な取引へと繋がることを目指しています。
調査対象は、創出検討者を含む需要者、仲介会社、コンサルタント、自治体、NGO等、多岐に渡っています。これにより、幅広い視点から市場動向が見えるかたちとなりました。
主な調査結果
調査結果の一部を以下にまとめます。
購入しているもしくは検討中のクレジットについて、最も多かったのはJ-クレジットで84%、次いでJCMが36%でした。また、パリ協定に基づくクレジットに関心を持っている企業も13%程存在することが分かりました。
GX-ETSの第2フェーズにおける必要な排出枠の購入量は、年間287万トン以上にのぼると予測されています。
* 取引価格の予測では、2027年には「4,001円から6,000円/t-CO2e」とする意見が23%を占め、2030年には「6,001円以上」が36%となっていることから、将来的な価格上昇が期待されています。
これらの結果は、之までのカーボンクレジット市場の理解度を高めるために非常に有益です。
無料ウェビナーのご案内
調査結果に基づく詳細な解説が生中継される無料ウェビナーも予定されています。要点を短時間で理解できる良い機会となっています。参加者には資料の配布も行われるため、興味のある方はぜひ参加してみてください。
開催詳細
- - 日付: 6月5日(木)
- - 時間: 11:00 - 11:45
- - 場所: ZOOMでのオンライン開催
- - スピーカー: 東京証券取引所 カーボン・クレジット市場整備室長、松尾琢己氏
アジェンダ
1. スピーカーの紹介
2. 調査概要と設計
3. 需要サイドの回答結果
4. 創出サイドの回答結果
5. 質問と回答
参加申し込みは
こちらのリンクからできます。なお、フリーメールアドレスではなく、会社のメールアドレスでのお申し込みが必要です。
会社情報
株式会社exroadは、カーボンクレジットについての詳細なデータベース提供や、排出量取引に関する知識の普及を目指す企業です。本社は東京都港区に位置し、今後も業界の健全な成長に貢献していくことを目指しています。
最新のカーボンクレジット市場について知識を深め、今後の取引に役立つ情報を手に入れる機会をお見逃しなく!