東京都の住宅着工統計(令和8年3月及び第1四半期)
東京都から発表された令和8年3月及び第1四半期の新設住宅着工について、詳細をお知らせします。今年の住宅市場においては、様々な影響が見受けられる中、特に着工数の減少が際立っています。
令和8年3月の概況
令和8年3月の東京都内における新設住宅着工戸数は9,743戸に達しましたが、前年同月比で見ると、全体で39.6%の大幅な減少が記録されました。この3ヶ月連続の減少傾向は、持家・貸家・分譲住宅すべてに見られます。
利用関係別のデータ
- - 持家: 984戸(前年同月比28.5%減)
- - 貸家: 5,577戸(前年同月比33.5%減)
- - 分譲住宅: 3,154戸(前年同月比50.2%減)
ここで特筆すべきは、分譲住宅の減少率が非常に高く、特にマンションの着工数が1,706戸と61.7%の減少を記録したことです。これに対し、一戸建ては1,404戸で18.5%の減少に留まっています。
地域別のデータ
地域別に見てみると、都心三区(千代田区、中央区、港区)の新設住宅着工戸数はわずか195戸で、前年同月比77.3%の減少を示しています。都心10区では2,805戸で41%の減少、区部全体では7,812戸、前年比で38.8%減の見込みです。また、市部でも1,887戸で、前年同月比43.5%の減少となっています。
令和8年第1四半期の傾向
令和8年第1四半期、東京都内における新設住宅着工戸数は27,361戸となり、前年同期比で27.4%の減少を記録しました。
利用関係別のデータ
- - 持家: 2,987戸(前年同期比8.3%減)
- - 貸家: 15,552戸(前年同期比19.4%減)
- - 分譲住宅: 8,695戸(前年同期比42.3%減)
地域別では、都心三区の新設住宅着工戸数は485戸で84.6%減、都心10区は5,686戸で45%の減少を記録しました。区部全体では21,243戸、前年同期比29.5%の減少、さらに市部では19.5%減の6,016戸が見込まれています。
令和7年度の総括
令和7年度は東京都内で111,793戸の新設住宅が着工されました。こちらも前年対比で13.7%の減少を示し、持家、貸家、分譲住宅すべてで減少しています。特に、分譲住宅の減少は顕著で、18,019戸のマンションが着工されて39.2%の減少となっています。
結論
全体として、東京都の住宅市場は厳しい状況が続いており、特に都心部での着工数減少が目立つ結果となっています。今後の動向に注目が集まります。これらの統計データは、住宅政策策定における重要な指標として活用されることが期待されます。