デクセリアルズ、執行役員人事と機構改革を実施
デクセリアルズ株式会社は、2025年4月1日から新たな執行役員人事と組織改革を行うことを発表しました。これにより、同社の経営体制がさらに強化され、リスクマネジメント機能も向上することが期待されています。
組織改革の内容
今回の機構改革では、現在の経営管理本部が廃止されることになりますが、その一部機能は経営戦略本部に移管されます。これにより、経営の透明性が高まり、より迅速に市場の変化に対応できる体制へとシフトします。また、法務・知的財産部における知財機能はコーポレートR&D本部に移し、技術部門と知財部門の統合を図ります。これにより、知的財産戦略がより強化され、企業のイノベーションを加速させる狙いがあります。
リスクマネジメントの強化
新たに任命された山岸向児がリスクマネジメント担当執行役員として就任します。彼はDX企画や情報システム、法務さらにはESGマネジメントに関連する各機能の向上を通じて、全社のリスクマネジメントを強化するとしています。これにより、デクセリアルズは不確実な市場環境においても強固な基盤を築くことが可能になります。
執行役員人事の詳細
今回の執行役員人事には、いくつかの重要な変更があります。例えば、山岸向児はリスクマネジメント担当執行役員に任命され、特命・リスクマネジメント担当から新たな役職へと昇格しました。また、最上位の経営ポジションには代表取締役社長の新家由久が引き続き就任し、全体の経営戦略を担っていきます。
他の執行役員には、例えば、吉田孝が生産統括本部長、林宏三郎がグローバルセールス&マーケティング本部長等を務めることになります。これらの役職の新たな配置により、各部門の連携が一層強化され、組織全体の効率性が向上することが期待されます。
企業のビジョン
デクセリアルズは、これからも「Empower Evolution.つなごう、テクノロジーの進化を。」を企業の理念とし、人と技術が融合することで新たな価値を提供し続ける考えです。持続可能な社会の実現に寄与しながら、企業の成長と価値向上を目指していきます。
このように、デクセリアルズの新たな執行役員人事と機構改革は、より強力な経営基盤を構築し、将来の成長に向けた堅実な一歩となることでしょう。
会社概要
デクセリアルズ株式会社は栃木県下野市を本社として、スマートフォンやノートパソコン、さらには電装化が進む自動車向けの電子部品や接合材料、光学材料の開発・製造・販売を行っています。企業理念を基に、持続可能な社会の実現に向けて新たな挑戦を続けています。