音楽家たちが手がけた特別仕様のベントレーが女性のエンパワーメントを象徴

音楽家たちによる特別仕様のベントレー『EXTRAORDINARY WOMEN』

2025年3月8日、国際女性デーを前に、ベントレーモーターズは特別仕様のコンチネンタル GTC『EXTRAORDINARY WOMEN』を発表しました。このプロジェクトは、女性のエンパワーメントを目指し、著名な音楽家たちが一緒にデザインを手がけたものです。先駆的な女性たちが集結し、自らの創造性を表現することで、今後の世代に向けたメッセージを発信します。

多彩な音楽家たち

この特別なモデルをデザインした音楽家たちは、オルガニスト兼指揮者のアンナ・ラプウッド、チェリストのティナ・グオ、そしてダンスミュージックのアイコンであるシスター・ブリス。ラプウッドは若くして大英帝国勲章を受章し、革新をもたらすクラシック音楽の新境地を切り拓いています。彼女のSNSフォロワーは200万人以上にのぼり、若い演奏者への支援にも尽力しています。

ティナ・グオは、アメリカ出身でグラミー賞ノミネートの経験を持つアーティスト。映画音楽にも多数参加し、特にハンス・ジマーとの共作は女性のエンパワーメントの象徴となっています。シスター・ブリスは伝説のダンスユニット「Faithless」の創設メンバーで、業界の先駆者として多くの女性DJに影響を与えています。彼女たちの独自の視点やスタイルが、ベントレーの特別仕様車に反映されているのです。

女性のエンパワーメントを象徴するデザイン

『EXTRAORDINARY WOMEN』という名のこのコンチネンタル GTCは、ベントレーのカスタマイズ部門であるマリナーによって仕立てられ、各音楽家の個性を反映したデザインが施されています。各デザイナーが持つビジョンを具現化するために、プロジェクトには2人の女性デザイナーが参加し、細部にわたるこだわりが盛り込まれています。この特別な車両は、第4四半期に公開予定で、丁寧に手作業で仕上げられるということです。

さらに、ベントレー社内では特別セッション『Extraordinary Talks』が開催されました。この講演では、ラプウッド、グオ、ブリスが変革のキーとなる点についてスピーチし、聴衆に対してインスピレーションを提供しました。参加者の多くは、今後の社会における男女の役割変化や、統合的な未来を築くことへの関心を抱いていました。

ベントレーのダイバーシティ推進

ベントレーモーターズは、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、ビロンギング（DEIB）の理念を基に、特に女性のエンパワーメントに焦点を当てた活動を進めています。この取り組みは、特別なコンチネンタル GTCを通じて、社会にポジティブな影響を与えることが目的です。

これらの活動は、音楽を超えた社会的変革の兆しでもあり、商業活動に新たな意味を持たせるものでもあります。『EXTRAORDINARY WOMEN』は、音楽家たちが創り出した象徴的な1台として、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。