次世代社会インフラ『Secual Smart Pole』が5G対応開始
最近、株式会社Secual(セキュアル)が新たに開発した5G対応の『Secual Smart Pole(セキュアルスマートポール)』が、福岡県の糸島市で実施される実証実験に参加することが発表されました。本プロジェクトは、次世代のスマートシティを実現するための重要なステップと位置付けられています。
プロジェクトの背景
Secual Smart Poleは、スマートカメラ、スマートタグ、LED、さらにはクラウドスピーカーなどを搭載しており、防犯や見守り、防災機能、さらにはWi-Fiスポットや人流解析機能も備えています。このような多機能性で、住宅エリア、商業施設、地域の再開発プロジェクトなど、多様なシーンでの活用が期待されています。
今回、5G対応になることで、高速かつ大容量の通信環境が提供可能となり、LAN配線の必要がなくなるため、設置の障壁が取り除かれます。また、気象センサーや効率的な直流電源の搭載によって、データ収集基盤が拡充され、エネルギー利用の効率も向上し、地球環境への負荷軽減に寄与することが期待されています。
糸島市における実証実験の詳細
この実証実験は、「糸島サイエンス・ヴィレッジ」にて行われ、新たな都市基盤としての通信技術と電力供給技術の融合をテーマにしています。具体的には、ローカル5Gエリアでの超高速通信、多数同時接続、超低遅延といった特性を活かし、再生可能エネルギーを利用した効率的な電力供給の可能性とデータ収集による運用管理の効率化など、次世代インフラの実現可能性を検証するものです。
主な機能と利点
- - 5G対応: 高速で安定した通信環境を提供し、設置場所の選択肢が広がります。
- - 気象センサー搭載: 風速、日射量、雨量などのデータを収集し、災害時の迅速な対応をサポート。
- - 直流電源稼働: DC Power Vil.の技術を用いた独自の安全電源供給システムで、電力ロスを最小限に抑えています。
今後の展望
Secualは今後も、『Secual Smart Pole』の機能拡充や自治体、サービス事業者との連携を進めることで、スマートシティの普及、地方創生、地域の安心・安全確保(防災・減災)に貢献していく方針です。
関連する組織・プロジェクトのご紹介
一般社団法人SVI推進協議会
糸島市が掲げる「学術研究都市づくり」に向け、九州大学や民間企業が協力して、糸島サイエンス・ヴィレッジの実現に取り組んでいます。
Tokyo NEXT 5G Boosters Project
東京都が進める、次世代通信技術を活用したスタートアップ支援事業です。これは、5G技術を駆使した技術・サービス開発を目指す取り組みです。
まとめ
Secual Smart Poleの5G対応による実証実験は、次世代社会インフラに向けた重要な一歩となります。今後の進展にぜひご注目ください。詳細については公式ウェブサイトをご覧ください:
Secual公式サイト