越境ECの未来を切り開く!ショッピージャパンのイベント開催レポート
2025年11月19日、東京都港区のCIC Tokyoにて、サプライヤーや事業者を対象にした「越境ECで始める新しいビジネスの可能性」をテーマにしたイベントが行われました。このイベントは、東南アジア市場に販路を広げたいと考える事業者に向けて提供され、262名の参加者を迎え、盛況のうちに終了しました。
未来のEC市場の動向と課題解決策の模索
イベントでは、まず東南アジアのEコマース市場が2030年までに現在の約2倍、3,700億ドル(約56兆円)に達する見込みであることが発表され、この市場の成長ポテンシャルは非常に高いとされました。参加者たちはこの情報を踏まえ、具体的なビジネス戦略に取り組む意欲を新たにしました。
一方で、現状のEC業界において越境ECを行っている人々の約3分の2はEC未経験者であり、リソース不足や商品登録の手間といった課題を抱えています。このような現状を鑑みて、本イベントでは参加者が直面するハードルを解消するための具体的ソリューションと、パートナーシップに関する議論が行われました。
ショッピージャパンのエコシステムと支援体制
イベントに登壇したのは、物流、決済、運用代行、そしてツール提供を手がける多くの専門企業です。ショッピージャパンの支援体制が、Eコマース事業者の成功をバックアップする仕組みが紹介されました。具体的な内容は以下の通りです:
1. 物流と決済のインフラ強化
- - 佐川急便 からは、ショッピージャパン専用の集荷サービス「Shopee Pickup System (SPS)」やフルフィルメントサービスを通じた物流の効率化が説明されました。
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ペイオニア・ジャパン からは、外貨受取のハードルを低減するための決済ソリューションや、新規口座開設キャンペーンが紹介されました。
2. 成功に向けた具体的手法
- - 株式会社EN VISION では、運営するスクール「SBC」を通じて得たノウハウをもとに、初心者でも参加しやすい環境を整える方法が説明されました。
- - 株式会社 NEXT は自動物販ツール「Access Shopee Connect」や、即日配送を実現する「Xフロンティア」との連携を紹介しました。
- - 株式会社セグロ からは、現地指導付きのスクールによるサポート体制が語られました。
3. EC推進の新たなパートナーシップ
- - BeeCruise株式会社 は、越境ECの運用支援実績を元に、出店からカスタマーサポートまでワンストップでサポートすることの優位性を説明しました。
- - スターフィールド株式会社 は、生成AIを活用したマネジメントシステム「Bynd」により、出品やCS対応の効率化を提案しました。
- - 株式会社ワサビ では、ワンクリックで越境ECを開始できる便利さとシステム連携について触れました。
越境ECでのビジネス展開に向けて
今後、ショッピージャパンはパートナー企業との結びつきを強化し、さらなる支援体制を築くことで、個人事業者から大手企業まで、あらゆる規模の事業者が東南アジア市場で成功できる環境を提供していきます。
ショッピージャパンは「海外市場に挑戦したいけれど、何から手をつければ良いかわからない」といった声に対応するため、リソースの最適化と情報の共有を図り、越境ECのハードルを低くするための取り組みを進めています。
具体的には、出店準備から販売促進までをワンストップで支援し、煩雑な手続きをスムーズに行うためのサポートを行うほか、便利な物流サービス「SLS」をオプションとして利用することで、事業者は本来注力すべき事業運営に集中できる環境を整備しています。また、データ分析に基づく戦略的な販売戦略の提供により、事業者は感覚に頼らずに運営を進行できる仕組みも整えています。
リージョナルな市場としての東南アジアにおいて、日本からの参入はまだ始まったばかりかもしれませんが、Shopeeが持つ情報と経験を活用し、不確実な未来を切り開く挑戦に、多くの事業者が臨んでいただけることを願っています。