着物とダンスが融合した新たな舞台、KIMONO DANCE JAPAN誕生

2024年12月26日、東京都世田谷区に新たに設立された株式会社KIMONO DANCE JAPANが、着物とダンスの美しいコラボレーションを通じて、国内外に向けて新たなパフォーマンスを展開することを発表しました。このプロジェクトは、すでに日本国内で高い評価を得ているダンスチーム「KIMONO×DANCE PROJECT」（以下、KDP）の活動をさらに拡大させるものです。

KDPの魅力と成長の軌跡

KDPは2021年に設立されて以来、各地のホールイベントや商業施設、レジャー施設、ホテルなどで多彩なパフォーマンスを披露してきました。その活動は、国内外問わず多くのファンに支持されており、ダンスの振興を目的とした多様な活動を行っています。メンバーは約120名おり、ヒップホップ、ジャズ、ラテン、バレエなど、さまざまなダンススタイルに対応することができるプロフェッショナルなダンサーたちです。

本物の着物で制作されたダンス衣装

KIMONO DANCE JAPANの特長の一つに、そのパフォーマンスに使われる「着物衣装」があります。特に、衣装デザインは多くのプロデザイナーとのコラボレーションにより作り上げられ、日本の伝統的な衣装を現代的なスタイルに融合させています。着物衣装は、ただのファッションとしての役割だけではなく、パフォーマンスの魅力を引き立てる重要な要素とされています。

環境への配慮とサステナビリティ

また、KDPでは、廃棄寸前の古着の振袖を買い取り、アップサイクルしてドレスを作成する取り組みも行っています。これは、単に美しさを追求するだけでなく、環境に配慮した持続可能なファッションの形を提案する一環です。これにより、ダンスだけでなく、社会問題への意識も高められています。

世界への扉を開く

2024年7月、KDPはフランス・パリで開催されるJAPAN EXPOから招待を受け、満員の観客の前でパフォーマンスを披露しました。これを皮切りに、世界各国からの依頼が相次いでおり、2024年12月にはMANGA BARCELONAにもゲストダンサーとして参加予定です。さらに、2025年にはミラノファッションウィークのオープニングアクトや、トルコのイズミールでのアニマンガフェストにおいてもパフォーマンスを行う予定です。

未来へのビジョン

KIMONO DANCE JAPANの設立は、単なる団体の設立に留まらず、世界に愛とパワーを届けるというミッションを持つ新たなムーブメントを生み出すスタート地点です。社名に込められた思いは、日本を代表するパフォーマンス集団であり続ける覚悟を示しています。また、今後も伝統文化の魅力を現代的な形で発信し続け、情熱あふれる表現者たちが活躍できる場を提供する姿勢を貫いていきます。

これからもKIMONO DANCE JAPANの活動から目が離せません。新たなパフォーマンスにご期待ください。