無印良品が地域共生をテーマに宿泊施設「MUJI room SAKAMOTOYA」をオープン！

無印良品を展開する良品計画が、地域性を意識した新たな宿泊施設「MUJI room SAKAMOTOYA」を奈良県吉野町に2023年3月22日にオープンします。この宿泊施設は、古代からの自然信仰の地である吉野に位置し、1928年創業の旅館「坂本屋」の一部を無印良品の世界観が息づく空間にリノベーションしています。

宿泊施設「MUJI room SAKAMOTOYA」は、全体で6室の客室の中から、3室を無印良品のデザイン哲学に基づいて改装。まず、内装には吉野杉などの地域資源がふんだんに使われ、その空間には地域の歴史や風情が感じられます。天井や柱といった元の建材を生かしているため、温かみのある居心地の良い空間が確保されています。さらに、無印良品の家具や地域で活動する作家の作品が共存し、住むように過ごせる落ち着いた雰囲気が醸し出されています。

宿の滞在はただの眠る場所ではなく、「地域に溶け込むもうひとつのくらし」というテーマのもと、地元の魅力をしっかりと感じることができるように工夫されています。たとえば、吉野の自然を活かしたアメニティや、地元食材を使った朝食や夕食を選べるオプションもあり、訪れるゲストに地域の恵みを体験してもらうことができます。また、地域ならではの体験ができるプランも用意されており、「ガイドと巡る吉野山」や、「木の文化に触れるツアー」、「手き和紙体験」といったアクティビティを通して、歴史と自然の素晴らしさを深く知ることができます。

客室タイプは大きく三種類あり、それぞれの特長があります。

- typeA: 広々とした1階のツインルームで、すべての部屋が窓一面に吉野山の景色を楽しめる造りとなっています。この部屋では、ゆったりとした時間を楽しみながら自然を身近に感じることができます。
- typeB: 2階に位置するコンパクトな和室ツインルームで、ローテーブルと座椅子が配置されており、あたたかみのある空間が魅力です。大容量のクローゼットも特徴的です。
- typeC: こちらも2階にあるコンパクトなダブルルームで、明るい採光が特徴。窓からは美しい吉野の自然を見ることができ、一人旅にも最適な設計になっています。どの部屋タイプもバス・トイレ・洗面所は共用ですが、地域の文化を体感しながら過ごすのにふさわしい空間となること間違いなしです。

なお、宿泊予約は2023年2月27日から開始しており、公式ウェブサイトで詳細情報を見ることができます。料金は1泊1室14,200円からで、訪れる時期や曜日により変動します。また、宿泊には無線LAN対応のインターネットが完備されており、駐車場もあり車でのアクセスも便利です。

この「MUJI room SAKAMOTOYA」は、訪れる人たちが地域の魅力を深く体感し、無印良品の哲学に触れられる貴重な宿泊体験を提供することで、地域の活性化にも寄与することを目指しています。

公式ウェブサイト: MUJI room SAKAMOTOYA
Airbnbでの予約も可能です。