小中学生向けの福祉キャリア教育プログラム
東京都は福祉人材の育成や定着を目的に、様々な施策を展開しています。今回は、株式会社Blueberryとの協力で、都内の小中学生を対象とした福祉の職業について学ぶキャリア教育プログラムを紹介します。このプログラムは、2024年から2025年にかけて実施され、未来の東京を支える子供たちに福祉の仕事の重要性を理解してもらうことを目的としています。
プログラムの概要
この教育プログラムは、小学校中学年から中学生を対象に、以下の4つのコースが設けられています。どのプログラムも、学校の希望や実情に合わせてカスタマイズ可能です。また、株式会社Blueberryのスタッフがサポートに入ることで、学校への負担が軽減されます。
1. VR職場体験
最新のVR技術を利用し、福祉施設の職場環境を五感で体感してもらいます。このプログラムでは、普段は立ち入ることのできない先進的な介護施設を仮想体験でき、子どもたちの福祉業界への興味を引き出すことを目指します。
2. GIGAプログラム(オンデマンド動画)
福祉の現場で活躍する様々な職業について解説した動画を視聴します。視聴後にはワークシートに基づく振り返りが行われ、学んだ内容を整理することができます。これにより、福祉職のやりがいや多様性について理解を深めることが可能です。
3. ふれあいイベント(オンライン交流プログラム)
オンライン会議のプラットフォームを使い、福祉の現場で働く講師と直接対話ができる機会を設けています。子どもたちは双方向のコミュニケーションを通じて、職業への理解を深めると共に、生の声を聞くことができる貴重な経験を得られます。
4. プレゼンコンテスト
提供された動画を基に、興味を持った福祉職についてのプレゼンテーションを作成します。このプロセスを通じて、自分の意見を持ち、人に伝える力を養うことができます。福祉業界への関心を深めるだけでなく、発表やコミュニケーション能力を高める機会となります。
参加費用および実施期間
このプログラムは全て無料で提供され、VR機材も事務局が用意します。ただし、一部のプログラムでは通信費用が学校負担となる場合があります。実施は2024年9月から2025年3月までで、具体的な日時は事前に学校と调整を行います。
申込方法
参加希望の学校や教員は、株式会社Blueberryのウェブサイト、メール、電話のいずれかで問い合わせが可能です。申込受付は2024年7月17日から2025年2月6日までとなります。
希望者向けプログラム
学校を通さず参加したい場合は、個人で申し込めるプログラムも用意しています。この中には、福祉施設アイデアソンや保護者向けのキャリアセミナーが含まれています。
この機会に福祉の仕事に触れ、子どもたちの将来のキャリア選択において有意義な学びを提供するこのプログラム。興味のある方はぜひ参加を検討してください。