デザイン実装力の向上
2026-07-22 11:05:49

立命館大学とスパイスファクトリーがデザイン実装力向上を目指した共同研究を開始

立命館大学とスパイスファクトリーが新たなデザインの潮流を開く



デジタル・トランスフォーメーション(DX)の浸透が進む中、スパイスファクトリー株式会社は立命館大学 デザイン・アート学部との間で「Design Enablement(デザイン・イネーブルメント)」に関する共同研究をスタートすることを発表しました。本研究は、教育や人材育成の高度化を目指しており、特にデザインの実装力を強化するための新しいフレームワークを提供することを目的としています。

デザイン実装力の重要性



近年、多くの組織が専門のデザイナーを確保できず、ビジネスサイドの担当者やエンジニアがデザイン的思考を求められる状況が増えています。この現状を受けて、「どうやって専門デザイナーを増やすか」ではなく、限られたリソースの中で「デザインの実装力をどう分散させ、持続可能にするか」が問われています。スパイスファクトリーの取り組むデザイン・イネーブルメントは、まさにこの問いにアプローチするものです。

デザイン・イネーブルメントの概念



デザイン・イネーブルメントとは、専門家だけではなく、誰もがデザインに参加できる環境を整えるための介入を指します。具体的には、必要な情報を引き出す「引き出す(Pulling)」、知識を伝える「つたえる(Pushing)」、実践を通じて伝える「みせる(Demonstrating)」の三つのアプローチがあります。この理念のもと、スパイスファクトリーと立命館大学は、事例研究や教育プログラムを通じて、実際の組織でのデザイン思考を盛り込んだ知見を創出していくという目標を掲げています。

共同研究の具体的な内容



この共同研究では、以下の三つの柱が設定されており、包括的にデザイン・イネーブルメントの実証研究が進められます。

1. デザイン・イネーブルメントの実証研究
地方自治体や企業という異なるフィールドにおいて、どのようにデザインが実装され、機能しているのかを観察します。定性的な事例研究を通じて、公共DXへの知見を深化させることを目指します。

2. 組織変革・人材開発プログラムの研究開発
明らかになった知見は、スパイスファクトリーが提供するDX支援や人材開発プログラムにフィードバックされ、現場での実践に活かされます。特に「個人」「チーム」「組織」「共創」の四つの軸に焦点を当てます。

3. 研究成果の社会発信
研究の成果は、査読論文や学会発表、実務者向けイベントなどを通じて広く社会に発信され、特に公共や行政におけるDXの共通言語形成に貢献することを目指します。

今後の展望



スパイスファクトリーは、理論と実践を結び付けた新たなアプローチで、社会課題の解決に向けたDX推進を継続的に行っていきます。特に贈与された知見を基に、組織変革や新たな価値創出に貢献する姿勢を持ち続ける予定です。また、プロジェクトの進展に伴い、スパイスファクトリーは教育や人材育成の分野でもさらなる展開を目指しています。

この研究は、デザインの実装力を高めるための新しい試みとして、注目を集めています。専門家だけでなく、誰もがデザインに参加できる社会の形成が期待される中で、立命館大学との連携は、その第一歩になることでしょう。


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