脚本家・吉田恵里香さんと語るドラマの裏側と正義の意味
2025年10月1日、東京都港区のTMI総合法律事務所の22階セミナールームで、著名な脚本家・吉田恵里香さんを招いたトークショーが開催されました。このイベントは、法律をテーマにしたドラマ制作やそれにまつわる社会的なテーマについての対話を中心に展開されました。
幅広いテーマでの対話
吉田恵里香さんは、NHKの連続テレビ小説『虎に翼』で日本初の女性弁護士の人生を描くという斬新なテーマに挑戦したことで知られています。このようなご縁から法律事務所でのトークショーを実現しました。参加したのは、弁護士や弁理士、法律事務所のスタッフなど、50名以上の方々。吉田さんは、ドラマ制作の裏話やキャスティングに関する考え方を中心に、自身の経験を交えて多岐にわたる話題に触れました。
正しさとは何か
トークショーの中で特に印象的だったのは、新谷美保子弁護士との対談形式で進行されたセッションです。新谷弁護士が「正しさとは何か」という質問を投げかけると、吉田さんは慎重に言葉を選びながら回答しました。「正しさは時代や立場によって変わるものだが、虐げられないことや差別されないことは普遍的な正しさであってほしい」と語る吉田さんの姿勢からは、彼女自身の信念が伝わってきます。参加者たちは、その言葉に真剣に耳を傾け、熱心な対話が繰り広げられました。
エンタメが支える社会の重要性
トークショーの最後には、吉田さんから法律と社会に対する力強いメッセージが送られました。「法律が機能し、弁護士が存在することが重要で、そういった社会を目指したい。もし社会の中で漏れ落ちてしまう部分があるなら、エンターテインメントや他の分野でお互いを支え合っていきたい」と述べ、社会の一員としての役割を強く意識した言葉となりました。
今後の展望
TMI総合法律事務所は、法曹界だけでなく多様な分野のゲストを招くことで、より多くの知見を得て高品質なリーガルサービスを提供していく方針です。今回のトークショーを通じて、法的知識と社会の在り方についての理解が深まりました。今回のイベントがその先駆けとなり、さらなる社会貢献と倫理観の醸成につながることを期待しています。
TMI総合法律事務所の概要
TMI総合法律事務所は1990年に設立され、675名の弁護士と102名の弁理士を擁する日本最大級の法律事務所です。国内外で広がる拠点を基に、法的サービスを提供しており、新しい挑戦を続ける姿勢が特徴です。今後もクライアントにおける幅広いニーズに対して、弁護士と弁理士が協力し解決策を提案する姿勢を貫いていきます。法社会における役割を自覚しつつ、柔軟に広がる視野で、更なる発展を目指しています。