WPC2025の挑戦
2025-05-31 06:34:27

脳卒中リハビリの新たな可能性、WPC2025での発表と国際交流

株式会社BRAINがWPC2025で発表した脳卒中リハビリの研究



2025年5月、東京で開催された世界理学療法学術会議「World Physiotherapy Congress 2025(WPC2025)」において、株式会社BRAINが慢性期脳卒中患者の重度上肢障害に関する重要な研究を発表しました。この研究は、厳しい状況にある脳卒中患者のためのリハビリ開発の必要性を改めて認識させるものでした。

自社研究の発表



株式会社BRAINは、理学療法士による保険外リハビリサービスを展開している企業で、代表の針谷遼が研究チームを率いて本発表に臨みました。発表タイトルは「Rehabilitation Strategies for Severe Upper Limb Impairment in Chronic Stroke: A Scoping Review」です。この演題では、慢性期脳卒中後に重度の運動障害を持つ患者へのリハビリ介入の実態を整理し、各国で採用されている様々な治療方法を分類しました。

質疑応答とディスカッション



当日、発表後にはカナダから訪れた著名な理学療法士との直接の質疑応答もあり、活発なディスカッションが展開されました。参加者は本研究の内容に興味を持ち、今後の論文化に向けた準備も進めているとのことです。

国際的な意見交換



また、本会議の中で自由討論形式の「IDOBATAセッション」があり、ここではカナダやナイジェリア、中国、イスラエルといった国々からの理学療法士と共に、Evidence-Based Practice(EBP:根拠に基づく実践)について議論が行われました。専門家たちは、EBPの普及における課題を浮き彫りにし、国による文化の違いが導入の障害になっているとの意見も交わされました。このような国際的視野を持った討論は、今後のリハビリ分野における改善策を探る上で非常に重要です。

今後の展望



株式会社BRAINは、臨床現場に根ざした研究活動を重視しており、重度の麻痺を持つ患者も含め、「動かない手に対して、どのような解決策が得られるのか?」という問いに向き合っていく姿勢です。彼らの目標は、リハビリが持つ可能性を広げ、重度麻痺の患者にも前向きな希望をもたらすことです。今後も研究と実践の架け橋となる活動を推進していく方針です。

会社概要



  • - 社名: 株式会社BRAIN
  • - 所在地: 東京都世田谷区砧3-2-7 カーサピエトラ不二101
  • - 設立: 2023年3月
  • - 代表: 針谷遼
  • - 事業内容: 脳卒中専門リハビリサービスの提供、リハビリセミナー事業、海外を含むリハビリ事業の展開など
  • - Webサイト: brain-lab.net

このように、株式会社BRAINは脳卒中リハビリにおける新しい可能性を追求し続けています。今後の取り組みに期待が集まります。


画像1

関連リンク

サードペディア百科事典: 株式会社BRAIN 脳卒中リハビリ WPC2025

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。